昨日のブログに書いた友人は案の定痛みが一層酷くなり、今朝はまだ暗いうちにあまりの痛さで目がさめたという、吐き気を催すほど痛くて痛風ではなく骨折ではないかと思ったほどだったらしい。
骨折するようなことは何もしていないのは充分わかっていてもそう思いたくなるほどで、痛風とは「風が吹いても痛い」という通説どころではなく、心臓の拍動すら激痛というのが本人の感想。
昨日買っていた鎮痛剤でそれも幾分和らいだとは言うけれど。
今日の午前中は仕事場で細かいヶ所を念入り清掃で過ごし、それが終わって友人宅へ行ってみれば朝から何も食べていない、痛みが酷くてそんな気分になれないという、なので病院に連れて行くことにした、友人のかかりつけの病院は救急病院でもあり内科の休日診療も対応しているというので効果的な鎮痛剤でも処方してもらうべく車で連れて行ったのだが・・・車に乗せるまでが大変だった、まず着替えから捗らないし、腫れているので履けるものが無いのだ、仕方ないので夏用のサンダルのサイズ調節用マジックベルトを思い切り緩くし、特に痛い足の親指の付け根部分には固いサンダルが当たらぬように通販の箱に入っていたプチプチ(エアークッション)を数回畳んで厚みを作って緩衝材にした(笑)。
足を低くしただけで激痛が走る状態だがなんとか1階へ、表に停めていた車への1歩がまた大変、何ヶ所かある些細な段差がなかなか降りれないのだ、私の肩を使っても上手にタイミングが掴めず数メートル移動するのにああでもないこうでもないと何分かかったことか。
後部座席に尻から乗せて自分で左脚を抱えて車内の奥へ移動しようとして軽く足先をぶつけて「あうっ!!!」、体を丸めて動かなくなったので失神したのかと思った。
お互いこういう経験が無いので可笑しくなるほどぎこちなかった、まあ、今回が良い経験となったとは思うが。
病院に着いてからもまた大変、車椅子を借りて車に戻り、それに乗せようとするのだがどう乗せていいのかよくわからず、またもああでもないこうでもないと2人でごそごそするのでつい笑ってしまったところ「笑うな!」と叱られた、痛くて堪らないので気が立っていたのだろう、悪いことをしてしまった。
受け付けで普段からこの病院で診てもらっている患者であることを伝え、診察カードを預けて内科の入り口まで車椅子を押し、順番がきたら呼びますからと入り口横の長椅子のあたりで待つこと10分ほど、中に入り診てもらった。
私はそこで表に出て20分ほど待っていた、出てきた友人は足にテープ剤を貼って保冷剤のようなもので冷やしていた、内服薬と坐薬、そしてテープ剤を処方され隣の薬局で受け取り逆の経路で帰って来た。
かかった時間は移動時間も含めてトータルでおよそ3時間弱、内科医が言うには友人のこの痛風発作の場合は治まるまで2週間ほどかかるかもしれないとのこと、友人は腫れや痛みそのものよりも連休明けの仕事はどう行けばいいのだと悩んでいた、まあ、その間はタクシーでも使うしかないと思う、アルミ製の松葉杖(?)は病院がレンタルしてくれたのでちょっとした移動は大丈夫だろう。
暗くなってから「今夜はちゃんと食べました、今日はありがとう」とメッセージが届いたのでこちらもホッとした、ああ、仕事するよりずっと疲れた。
昔から名前も症状も知られてはいる痛風だが、こうやって間近で苦しむ人を見るとやはり怖いなと思う、ご用心を。>尿酸値高めなかた