2016年3月12日土曜日

ゼロに近いがゼロではない

先日、ブログでカセットテープの国内製造を希望という内容のもの(2016年2月29日のブログ)を書いたところ匿名さんからメールアドレスが書かれたコメントを頂戴した、以後はメールにてやりとりが続いている。

かなり事情通のかたらしく面白い話がたくさん聞けて楽しい、その中で特に興味深いのは某メーカーは今でもカセットデッキの製造ラインを持っているらしいという話、持ってはいるが需要が無いので製造には至らないのだそうで、もし、カセット関連で新たなビジネスチャンスを見い出せば復活の可能性も無いわけではないのだそうだ。

ただし、その可能性はほぼゼロに近く、近いが完全にゼロではないという状態。

当然のことながらカセットデッキというハードがあるのなら記録メディアが必要となる、いわゆるカセットテープだ、これら2つがお互い伸びて行けるのならという条件の下で「完全にゼロではない」というのだ。

確かにそうだろう、カセットが趣味だというだけで続く事業ではない、利益が出ないと続けられないのである。

だが、TEACがWデッキの製造を終了するという話も聞いたので、私としてはカセット関連については「ほぼゼロに近い」ほうが正しいのだと思う、残念なことではあるが。

では、カセットの代替で登場したMDはどうだろう、今でもTEACのTASCAMブランドで製造されているのだろうか、記録メディアは売られているようだが。

デジタル全盛の今、MP3に対応したオーディオプレーヤーはとても便利で、PCでリッピングをし転送するという作業も慣れているので苦にはならないとは言え、カセットやMDに録音する感覚とはかなり違っているのでとっつきにくい世代はあるのだと思う。

カセットは無理にしろ、MDの復活は・・・いや、これも「ほぼゼロに近い」のだろうなと思う、全盛期ですら事実上日本国内だけの規格のようなものだったし、カセットよりも需要は少なさそうなので。

私はMDもたくさん持っているのである、カセットテープの次の年代に録音したものがたくさんある、一応シャープのポータブル(再生専用機)があるので聴けるのだが、据え置き型では今のところ無理である。

DENON製の据え置き型は電源が入らないのだ、どこが悪いのだろう、これもいつか開けて調べてみようか。