2016年2月25日木曜日

伝わりにくい理由

インフルエンザの流行のせいもあるが普段から人混みの中でマスクを着用する人は増えている、暑い夏でもたまに見かけることがある。

埃っぽい場所であれば効果はあるだろう、私は普段からマスク着用することに異を唱えることなど無い。

ただひとつ、マスクを着用していると会話が円滑でなくなる時もあるのでその点は注意が必要だと思っている、不思議なことにたとえ薄っぺらな不織布1枚のマスクにしろなんとなく着用している人の声が聞き取りにくく感じることがあるのだ。

マスクの内側で声がこもるから・・・と、考えたこともあったのだが、ハードな素材で密閉しているわけでもないので音の伝達そのものが阻害されることほどのことは無いだろうとも思う。

ためしに、PC用の小さなスピーカーにマスクを被せても聴感上変化しない、数枚重ねても同じであった。

ではなぜマスクを着用した人の声が聞き取りにくく感じてしまうのだろう、もしかすると口元が見えないのと、表情全体が把握しにくくなるからではないだろうか、声は耳で聞いているのだが無意識のうちに相手が話す口元から視覚で情報を得ていたり表情で会話の流れを確かなものにしていたりするのではないだろうか。

インフルエンザが治って職場復帰したパートさんが仕事上がりで帰る際に少し話をしたのだがなんとなく声が聞き取りにくくて2度ほど「え?」と聞き返したのだった、「マスクのせいかしら」と薄いマスクを顎の位置までずらすと格段に会話がしやすくなった。

気のせいかとも思ったのだが、やはり無意識のうちに視覚からも会話を円滑にするいろいろなものを得ているような気がする。

そう思う一方で「声のみの電話の時は相手の顔が見えなくても円滑に会話ができるのは何故なのだ」という疑問もある、よくわからない。

もし、マスク着用時の会話で話が相手にうまく伝わらない時は外すか「顎までずらし」をお試しあれ。>皆様