午後に甥っ子の部屋へ寄った、最近値上がりしているキュウリやブロッコリーを持って行ったのだ、形が悪いのでずいぶんと安かったのを多めに買っていたのだ、切って食うので形は不問である、味も栄養も同じなので。
部屋に入ると凄い匂いがした、何ごとかと思ったら刻んだ高菜漬けの油炒めを作っていたのだ、午後3時近くだったのに昼メシにするという、高菜を炒める匂いはかなりのものだったが食べると美味しいのである、これは経験として知っている。
それにしても匂いが凄い、そのうち近所から苦情が来るのではないか、ちょっと心配である。
甥っ子が私と違うのは出来上がりにマヨネーズを足すこと、そう、コクが出るのでマヨネーズを好む人はたくさんいそうである。
ところが、甥っ子は白菜漬けやたくあんにもマヨネーズを足すことがあるという、塩辛いばかりのたくあんなどにはピッタリだそうで塩気がマイルドになるらしい。
私の友人には食パンにマヨネーズとケチャップを細くライン状に絞り出し、その上に玉ねぎのスライスを散らしてオーブントースターで焼いたものが大好物だという人がいる、ピザっぽいのかと言えばチーズやサラミなども無いが風味があって美味だとお薦めしてくれた。
まだ試したことがないがなんとなく美味しいだろうという予想はつく。
いろんな食品や料理にマヨネーズが足されるようになったのはいつ頃だろうか、今ではごく普通のことなのだがお好み焼きにしろ子供の頃はかつおぶしに青のりそしてソースというのが普通で、そこへマヨネーズを足すという発想は全くなかったのである。
そんなある日、母と天神のお好み焼き店に入ったところカウンターにマヨネーズが置いてあったのだ、こんなところで何に使うのだろうと思ったくらいである、私が小学生の高学年だった頃のことである。
結局、お好み焼きにマヨネーズという組み合わせはその店で他の客が焼きたてアツアツの上に絞り出しているのを見て真似したみたのが最初だったような。
他にも焼き海苔にマヨネーズに醤油を少量混ぜたものを付けながらご飯に乗せて箸で巻いて食べるのが好きだという人もいる、うちの姉なのだが。
ちなみに姉の場合は味の素のよりもキューピーのほうが好みに合って好きらしい。
マヨネーズは万能調味料なのか? いろいろと使えて便利なのは確かなようで、まずは友人の大好物であるパンにケチャップと玉ねぎとの組み合わせを試してみようか、材料費が驚くほど安くて手間要らずなのが良いところである。
そうそう、エノキやシメジ、シイタケやエリンギといった好みのキノコを少量の油で炒めて、仕上げに大さじ1杯程度のマヨネーズで和えて食べる直前にポン酢を少量垂らすと美味しいですよ、七味があればなお美味しい。
酒の肴にも、おかずの一品としても良し。