仕事が終わると最寄りの地下鉄の駅へと階段を下った、雨を避けての帰宅・・・ではない、外は日が差していて傘さえ要らぬほどだった、向かった先はJR博多駅、特急で長崎のランタンフェスティバルでもと前日に友人を誘ってのことだった。
友人は長崎市内の人で、待ち合わせはJR長崎駅。
福岡を抜けてもまだ空は晴れていて、予報ほど崩れはしないのかと思ったのだが、終点の長崎が近づくにつれそれが糠喜びだったと理解した。
風はそれほどでもないがとにかく雨が激しくて傘など何の役にも立たないほどである、しかもなんだか蒸し暑い、幸いなことに地元民である友人が上手な移動を考えてくれていたのでさほど濡れることもなく中華街へ到着、あとは一緒にのんびりと数時間を楽しむだけである・・・はずだったが雨が一層激しくなり、濡れる心配の無さそうな場所に人々らが殺到しギュウギュウ詰め。
まあ、これもハプニングだと思えばある意味楽しい。
傘を差していても濡れる状態なのでスマホで何かを撮影するのも難しい、軒下は人がいっぱいでカメラを構えるはどは邪魔である、当然のことながら自由に身動きが取れなくなっているあたりで立ち止まってパチリなど難しい、なので適当に方角を決めて歩きながらパチリ、それが精一杯。
その結果が添付したランタンばかりの画像、雨がそうでもなければいろんな撮影ができただろう、友人や一緒に並んだ画像はJR長崎駅でも撮ったのだが、こちらは人物画像なのでブログには載せずに私個人のライブラリとして残すことになる。
楽しみにしていた皇帝パレードは悪天候のため中止になっていた、その代わりのイベントとしてトークショーが催されたらしい、が、これは見ていない。
一泊でも可能ならもっといろいろと楽しめたとは思うが、今日は日帰りである、まあ、お祭りの雰囲気と友人と食事ができたのでそれで良し。
余談だがランタンフェスティバルについては間抜けな思い出がある、福岡の友人がネットで日程を調べた上でランタンフェスティバルに行こうと誘ってくれた年があった、美味しい中華も食べよう、一泊して夜は飲みに行ってのんびりしようと言う、私もいろいろと思い描いて楽しそうなので一緒に行くことにしたのだった。
特急指定席を予約し、ホテルも予約した、予定日が近くなって天気予報を確認したところ雨の心配もなくほぼ晴れるだろうという予想だ、あとは直前に体調を崩したりせずに行くだけである。
そして当日、JR博多駅構内で列車の中で飲むお茶などを買ってホームに出て、定刻通りの特急でいざ長崎へ、2人共ハイであった。
約2時間後にJR長崎駅へ到着、改札口を出てみると・・・、どこにもそれらしき雰囲気が無いのである、飾り付けのランタンも見当たらない、観光客はいるのだがお祭りで盛り上がっている様子が見られない。
嫌な予感はしたものの路面電車で中華街へ、おや？ なんだ、いつも通りの中華街ではないか、ランタンフェスティバルはどうしたのだ？？
・・・なんと、友人は1年前のランタンフェスティバルについてのサイトを見ていたのだった、確認しなかった私の落ち度でもある、間抜けな事態が可笑しくてお互いを指さし「バカだ」と笑った。
そのぶん、のんびりと街を歩けたし、誰も知らなそうなチャンポンの店を探しまくって入ってみたりといろいろ楽しかった、間抜けな一泊旅行も良い思い出である。
さて、来年はどうなるだろう、悪天候に揉まれず時間の都合がつけばまた行ってみたいと思う、その時は一泊でもしよう。
今日が日帰りだったのは明日が仕事だからである、きっと雨も小降りになって・・・くれているだろうか、暖かさはそのままで晴れていてくれるのを希望。
まあ、せいぜい曇りまでで、「晴れ」は無理なのだけれど。
