2016年2月2日火曜日

氷点下4度の威力


ここ最近の冬では極め付きの寒さだった先月の寒波襲来日(2016年1月24日のブログ)、あれから約10日が過ぎてやっと今日気が付いたことがある。

街の植物に起きている変化だ。

名は知らぬがいつも目にしていた歩道沿いに誰かが植えた多肉植物らしきもの、きっと自分の家には置けなくなったなどの理由で車道と歩道の境にある植え込みの端に植えられたものが育っていたのだと思うが変色しうなだれてしまったのだ。

ピンとしていた肉厚の葉はしおれて緑がどす黒くなった、イメージとしては緑鮮やかな葉物野菜を冷凍庫で一旦凍らせて解凍したような感じだ、ぐったりとして変色し元の新鮮さなど微塵もないあの感じそのままである。

そして琉球アサガオ、とある川沿いのお宅には隣の家にまで茂りそうな勢いで育っていたものがあったのだが、今は茶色くクタクタになって枯れてしまっていた、根もダメージを受けているのなら冬を越せずに全草枯れてしまうはず、びっしりと葉が茂って青い花を点々と咲かせる光景が当たり前だっただけに現在の茶色の網のような姿がまことに寒々しい。

その他、足元や私の身長と同じくらいの高さで見える範囲には状態が怪しい植物が所々で目に付く、友人宅の台所の流しに残る水気を凍らせた氷点下4度はかなりのものだったと今になって思う、余談だがあの寒さの威力は水道管破裂により福岡市の水事情も苦しくさせた。

寒の戻りで寒さは何度かやって来るとは思うけれど、あの日のような寒さはこの冬にはもういらない、寒さに慣れていない土地なので備えも行き届かずいろいろと大変なのだ。

個人的には物流網が乱れてしまったのが痛かった、仕事で使う生鮮ものが入って来なくなったからである、野菜はもちろん産地から運べないので肉も不足した、おまけに漁に出られないので魚も入らない、まあ、漁に出られたとしても運べないのであれば手に入らないのだが。

大きな倉庫や冷蔵庫(或いは冷凍庫)に数日分のストックを確保できる大手でない個人の飲食業はお手上げなのだ。

かといって暑過ぎるのもまたいろいろと面倒である、暑さ寒さは適度なところでよろしくお願いします。>天気の神様