2015年12月30日水曜日

250Wを超えた暖かさ


ここ数日の福岡は底冷えが強い、風はほとんどなく静かだがしんしんと冷えている、県内南部や内陸部では最低気温が連日氷点下である、風の音がごうごうと鳴って玄海灘からの強風が吹き荒れる寒さとは違って底冷えは気がつくと体が冷えているので油断しがち。

そんな夜にPCの前に座っていると足元が冷えてくる、室内暖房も良いのだが空気が乾いて喉がいがらっぽくなるのであまり好きではない、そこで部分暖房として私は昨年の冬にコンパクトなシーズヒーターを買った。

消費電力はたかだか250Wで、それまで使っていたハロゲンヒーターの半分なのだ、ところが暖かさはこちらのほうが上である、熱源が横方向ではなく比較的高い位置から低い位置まで照射される縦方向だからであろうか。

そう、暖かい、いや、時に熱いのだ、暑いのではなく熱いのだ、あまり近くに寄るとこのシーズヒーターに面した部分がジリジリと熱くなるので距離を離してしまう、それほどの熱線が出ている。

これは良いものを買ったと思っている、他の候補としてカーボンヒーターもあったのだが、軽くてコンパクトで熱源が低い位置にまで配置されているのでこちらを選んだ、この低い位置のお陰で足先に暖かさが届いてくる、その反面、床もほんのり温まってしまうのだが。

シーズヒーターの「シーズ」とは鞘のこと、内側に発熱体があり、その外側をまるで豆の鞘のように覆うからシーズヒーターと名付けられたらしい、その鞘のお陰で遠赤外線は確実に照射され衝撃等にも強いという長所があるのと同時に、鞘のせいで暖まるまでハロゲンやカーボンヒーターと比べると時間がかかるという短所もある、スイッチを入れて1分ほどはかかる、ピークに達するのは更にもう1分ほどかかる、この点、直ぐに暖まりたい時などはほんの数秒でピークに達する他のものよりは使用感で劣る。

まあ、遠赤外線が透過するのはせいぜい表皮まででそれより深い真皮の奥には届かないのだが。

とにかく、これを使い始めてエアコンの暖房はあまり使わなくなってしまった、それまでの半分も使ってないと思う、その影響で電気代が1,500円ほど下がった、シーズヒーターの消費電力との相殺があってもそれくらい下がったのだ、ほんとに省エネだなと思う。

毎日2時間使ったとして、250Wなので1日の電気代は10円程度か、ならば月に300円、うん、安いと思う。