2015年9月12日土曜日

極撰の面目

昨日の夕方前から友人が泊まりがけで遊びに来ていた、お互い仕事の内容は違うが働く時間帯が早いのは共通している、なのでお互い目がさめるのもいつも通りに早い、午前5時頃には起きてテレビを見ていた。

そしてやっぱりいつも通りに腹が減る、私の朝メシはご飯と味噌汁と何か一品というスタイルなので友人にもそれで良いだろうと思っていたら朝はパンしか食べないなどと言う、面倒くさい奴だ、うちにパンはない、なので自転車で24時間営業のスーパーまで行ってもらった。

30分ほどで帰ってきたのでどんなパンかと思ったら普通の食パンだった、バターくらいは常備しているのでそれで食べてもらうことにした、他にはカップ入りのフルーツヨーグルト2個とバナナを買ってきたと言う。

質素な和の朝メシの対面でパン食の友人がいる食卓、食べ終わるのはお互いほぼ同じ、友人はヨーグルトを私のぶんも買っていてくれた、バナナもどうぞと2本くれたが1本で充分だ、ありがとう。

そのバナナ、パクリと頬張ったところで普段のバナナと違うのがすぐにわかった、香りが豊かで食感から違うのだ、「なんだこのバナナは」と思ったら早朝だったので品揃えが悪く、普通のバナナが売り切れて無かったので高いバナナを買ってきたらしい、1袋に4本入って280円ほど、私は普段1袋で100円くらいのバナナしか買わないので3倍弱のその価格に驚いた。

袋には「極撰バナナ」というシールが貼られている、名前からして美味しそうである。

ところが、そこで面白いことが起きた、私は1ランク上のバナナだということを知らずに食べた時点で普段のバナナとは違うなとはっきり感じたのだが、友人に言わせれば普段のと変わらないので価値が無いと不満気なのだ、どこがどう違うのか分からなかったと言う。

同じ房の4本のうちの私のと友人のなので味に違いがあるとは思えない、この反応の差はどこからくるのだろう?

ただ、私には確かに美味しいバナナであったが3倍弱の金を出して買うかと訊かれれば微妙である、それなら普通のバナナを3倍の量買ってしっかり熟れるまで置いてから食べるほうを選ぶと思う、もっと安ければ(2倍未満)なら積極的に買うかもしれないが。

このバナナ、食べた人の反応を見てみたいものである、美味しいと感じる人と変化無いと感じる人とがどれくらい分かれるのだろう、興味がある。