2017年11月24日金曜日

執念深い女

夕方、PM2.5混じりの雨のせいで汚れた自転車を磨いて部屋に戻ろうとマンションのエントランスに入ろうとしたところで別の階の女性に出くわした、会えばよく話をするYさんだ、両手にレジ袋を提げている、片方はいろいろと入っていたがもう片方は米だった、5kgの米が入っていたのだ。

重そうだったのでちょうど部屋に戻るから上まで持とうかと声を掛けたところで別の住人が後ろからやって来た、これまた別の階の女性でKさんだ。

後ろからやってきたKさんは「あら、Yさん、今度はうちの(旦那)じゃなくて○○さん(私)に手伝ってもらうの? いいわねぇ。」と笑いながらエレベーターで上へ行った。

なんのことだろうと思っていたらYさんが引っ越してきた5年前に小物類を詰めた段ボール箱を抱えてエレベーターに乗ろうとしたところで外出から戻ってきたKさんと旦那さんと出くわし、旦那さんが6箱分全部手伝ってくれたのが事の発端だと明かした。

その数日後の晩はゴミの持ち出し日で、ちょっとしたコツが必要な柵状になっているゴミ置き場の入り口の開け方に手間取っているところへゴミを出しに来たKさんの旦那さんに教えてもらい、そのついでの燃えないゴミの置き場所や非常階段周辺の注意と自転車置き場のルールについて詳しく教えてもらったそうだが、戻りが遅い旦那の様子を見に降りてきたKさんが笑いながら話している2人の前に出てきて「戻るのが遅いから何かと思ったら」と言い、あとは無言でYさんの顔をジッと、ただジッと見つめていたということがあったらしい。

Kさんの旦那さんは親切でいろいろと教えてくれただけで、Yさんにしても新居のルールを教えてもらうのは有難かっただろう、ただ、Kさんは勘ぐりで全く別なことを思い描いているので困っているとYさんは言う。

それ以来ことあるごとに顔を合わせる度に「うちの旦那に何か伝えておきましょうか?」などと言われてうんざりしているがそれ以上の余計な波風を立てたくないので無視しているらしい。

それはKさんの嫉妬ということになるのだろう、思い込みや被害妄想からの嫉妬で非常に執念深いと言える、5年もネチネチと態度に表す恨めしさには昔の事例に通じるものがあり、それを思い出してぞっとする(2009年9月7日のブログ)。

嫉妬絡みの女の怨嗟の深いことよ、男にも嫉妬深い輩はたくさんいるが、女のそれは業のようなものなのか、事実があってのものならばまだ理解できるが、全くの思い込みからのものは否定すればするほど言い訳だと捉えられかねず厄介だ。

そういえば飲み屋に突然乱入し、そこで飲んでいた自分の恋人と偶然隣り合って話をしていただけの2人に掴みかかって大暴れした男がいた、グラスや灰皿は投げ散らかすし泣き叫んでみっともないしで大変だったのを覚えている、30年以上前の祇園町にあった某店での話ではあるが。

嫉妬に狂うと男も女も面倒臭くてしょうがない、やれやれである。