2017年11月22日水曜日

隠し味はカンロ飴

先日の姪っ子と甥っ子によるチキン南蛮は鶏肉の腿肉か胸肉かの論争(2017年11月10日のブログ)、甥っ子が妙に自信と余裕に満ちた表情だったのはずっと自炊を続けていたせいだったことが判明した、どうせ野菜や果物はロクに食っていないだろうと雨も止んだ夕暮れ時に甥っ子の部屋へ差し入れでリンゴを持って行ったら厚揚げと里芋の煮物を作っているではないか、正直驚いた。

てっきり今でも毎日姉(甥っ子にとっては母親)のところで晩メシを食っているのだろうと思っていたらそうではないらしい。

今日の献立は何だと後ろから覗くと先に書いた煮物と大根と人参のサラダ、そして焼き鮭か、ほほう。

里芋をひとつ箸で摘み上げて味見をすると、これがなかなか旨いのだ、塩加減はちょうどいいし、ちゃんとコクもあって上手にできていた、旨いからもうひとつくれと言うと嬉しそうにしていた。

「隠し味はなーんだ?」とニヤニヤしながら訊いてきたので分からないと答えると袋に入った飴を持ってきた、カンロ飴だ、そうか、これか、私も以前他の人から聞いたことがある、その人は確か黒豆を煮る時に使っていたような・・・。

「これ、鍋に入れるとピシッて音がするんだよ」と言う、熱でヒビが入る音なのだろう、煮物に飴の隠し味など不思議に思う人はいると思うが、カンロ飴を使ったレシピはそれなりにあるようなので興味があれば検索してみてはどうだろう。

料理だけでなくプリンなどのスイーツに使っている人もいる、・・・プリンか、旨そうである。

甥っ子によると今日は里芋が安かったらしい、大根も先日より30円値下がりしていたという、自炊を始めるとそういった物価に詳しくなる、これは良いことだと思う。

差し入れのリンゴをスライスして大根と人参のサラダに足していた、味付けはマヨネーズのようだがリンゴの香りと甘みで更に旨くなるだろう。

ちょうどメシも炊けたようだったので私はそこで帰ることにした、あとは腹いっぱい食えばいい、甥っ子もなかなかやるではないか、何が甥っ子に転機をもたらしたのかは謎ではあるが。

レパートリーが増えて腕が上がったところで何か食わせてもらうことにしよう、姉や姪っ子と一緒におかずの足しを持参で押しかけて晩メシを食わせてもらうのもいい、今までの逆だ。

仕掛け人としての姪っ子が一番喜びそうなドッキリだが、押しかけたところに見知らぬ女がいたりすると雰囲気が激変しそうなのでやっぱり無理か、んん、やめておこう。