2016年12月19日月曜日

うちのごみと他所のごみ

先月あたりからうちのマンションの家庭ごみの集積所に「ゴミ袋開封厳禁」という注意書きが2ヶ所に掲げられているのを知っている、ごみ袋など誰が開けるのだろうと思っていたら斜め向かいのアパートの住人だった、一際遅い仕事帰りにマンションのエントランスで出くわした同じ階の人にその話を聞いた、午後8時頃に集積所でちょっとした揉め事になったというのだ。

私の住む地域では家庭ごみの収集が毎週火曜日と金曜日の夜である、だが、とあるマンションの住人は1日早いのだがいつもよりごみが多く袋いっぱいになったので、ごみ出し日の前日ではあったが集積所に持って行ったところ、斜め向かいのアパートの住人が既に出されていた別のマンション住人のごみ袋を開けてゴソゴソしていた現場を見つけたというのだ。

集積所はトタン屋根があり、奥と両側はコンクリの壁で、手前だけが格子状の引き戸になっている、中はかなり広いが量の多い時期は2段に積まれることもある。

車がやっと離合できる程度の通りだが、わざわざそこを渡って別の家庭から出た家庭ごみの袋を開ける目的とは?

なんと、自分の家のごみをそこへ足していたのだった、たぶん他地域も同じだろうが福岡市では家庭ごみ用の袋は指定のものを使うようになっていて、サイズごとに1枚あたり15円、30円、45円というコストがかかる、指定された袋以外では収集を拒否される、よそのごみに混ぜて出せば自分で有料の袋を買わずに済む・・・ということなのだろう。

なんともセコい話だ。

プライバシーの問題でもあるのでよその家のごみ袋を勝手に開けるなという住人と、どうせ捨てるごみなのだから何も問題はないだろうという住人、こういった場合は法律上ではどうなるのかは分からないが、正直なところどうせ捨てるものであっても自分の家から出たごみが入った袋を開けられるというのは嫌なものだ、当然私も「ゴミ袋開封厳禁」派である。

他所のごみに自分のごみを足す行為は私が注意書きに気付いた頃に発覚したらしく、幾つかのごみ袋がパンパンになり一部が破れ内容物が溢れたせいで回収拒否として集積所に残されていたのがきっかけだった。

そうなると当然の成り行きで元の持ち主は「こんなに詰め込んでいないのに」となるわけだ。

止めろという抗議にも「どうせごみなんだし」と半ば開き直る斜め向かいの住人、今日のところは引き下がったというが、今後はどうなるやら。