2016年12月11日日曜日

侵入未遂か

市内で飲食店を営む友人の店、表の入り口からは裏になるキッチン側の窓枠に硬いもので力を加えたような跡が残っていたという、気がついたのは朝の仕込み時に窓を開けたのだが、いつもの滑るような軽さが無かったのでレール部分に何か落ちているのでは・・・と見てみると窓枠が歪に傷ついていたのを発見したという次第。

驚いて警察に相談したところ交番からお巡りさんが来てくれたのだが、実際に侵入されて何か被害が出たわけではないので細かいアドバイスで終わったらしい。

友人は「こんなこと初めて」と不安がる、キッチン側の窓の向かいは隣のビルのせいで昼間でもあまり明るくない、左右には幅が1.5mほどの通路が伸びているが夜ともなればプロパンガスのボンベの陰にもなって一段と他所からの目も届きにくい。

金がかかると嫌そうだったがアドバイス通りに対策をするという、セキュリティ会社を利用するのはいろいろと敷居が高いので、まずは通路側に人感センサー付きの照明と、キッチン側には震動センサーを使った窓の警報器を設置するという。

いや、他人事ではない、私の仕事場も通用口側は人の目が届きにくいので夜間はLEDライトを灯したままにしている、ただライトを設置し灯しただけでは手で簡単に外されてしまうかもしれないのでそれなりの工夫はしているが。

年末になるとコンビニや郵便局を狙った強盗のニュースなどが目立つような気がする、友人の店のようにたとえ侵入未遂で何も盗まれなかったとしても窓枠に傷ができているのを見付けたりするのは嫌なものだ、夜間に誰が来て何をしたのだろうと光景を想像するとゾッとする。

一般家庭も例外ではないはず、戸締まりの用心はもちろんのこと、音や明るさを嫌うという不審者が近寄りにくい環境はそれなりにしておいたほうが良いと思う。

本当は、そういった心配の無い社会であることが一番なのだが、現実にはとても無理なことである。