このブログのコメントとしてリンク付きのものが寄せられていた、リンク先のURLは直接画像ファイルを指しているようで拡張子は「.jpg」、コメント本文は「面白画像」、これだけである。
こういったものはまずマトモなものではないと思っているので直に踏んだりは決してしない、一応リンク先をチェックサイトで調べたところマルウェアの心配は無さそうだったが、リンク先が何かの画像であれば興味からクリックするだろうという相手の意図が見え見えである。
これはもしかしてネットの相談室で見たことがある怪しい仕組みのサイトではないのか、いつだったか、同じように画像へのリンクをクリックすると「18歳以上ですか?」という年齢確認に飛ばされ「はい」をクリックすると「カシャッ!」とカメラのシャッター音と共に「あなたのIPアドレスを記録しました」と表示され閲覧料(?)が表示されたというものだ。
なのでこういったサイトに出くわした時は直ぐに閉じて再訪しないことが肝要、もしクリックしてしまったとしても請求された金額などもちろん払う必要など全くない、事前に何の告知もなく、諸条件や支払い方法の説明、何より利用契約を一切交わしていないからである、仮に相手が閲覧料を支払えと言ってきたとしても無視すれば良い。
まあ、何度もメッセージをよこされるのは鬱陶しいのでメールアドレスを変更するくらいのことはしたほうが良いとは思うが。
そこで、念の為にプロキシを通し、ブラウザのシークレットモードでそのリンク先を覗いてみると、案の定「18歳より以上限定です、あなたは18歳より以上ですか?」という確認ダイアログが出現、「はい」も「いいえ」も選択することなくそこでウィンドウを閉じた、私は架空請求サイトのひとつだと判断した。
それにしても「18歳より以上」という日本語は変である、・・・はは〜、なるほど、そういうことか。
今は以前と比べるとこういう手管に引っ掛かる人は減った・・・いや、変わらないのか? もしや増えたのか?? そのあたりはよくわからないけれど平然と横行している様を見ていると支払ってしまう人がそれなりにいて味をしめているのだろうなと思う。
こういったリンク先の画像などはたぶんエロなものが多いのだろう、エロだとトラブルを周りに知られたくなくて金を払ってしまう可能性があるからである。
万が一こういう架空請求が届いた場合は決して返信することなく無視するべきである、前述の通りメールアドレス変更で相手からの連絡を断ったほうが良い、「IPアドレスを記録しました」などはその通り単にIPアドレスを記録しただけなのでどこの誰なのかの特定などとても無理、心配することはない。
こういった事例に触れる度、そんな悪知恵は転化して人の役にたつことに使えばいいものをと毎度のことながらそう思う。