2016年12月13日火曜日

ズラリとスマホ

早朝から仕事だったのだが上がったのは昼過ぎではなく夕方、師走は仕事の時間が変則的でなんとなく調子が狂う。

帰りは地下鉄、昼過ぎで上がっていても雨なので地下鉄で帰っただろう、夕方ともなれば日の暮れ時でもあるしなおのこと。

中洲川端駅で乗り換えた時点で乗客は約半分ほどに減って車内は随分と余裕ができ、ドアに近い場所に立ったままだったが窮屈さもなく楽だった、そこで、何気なしに座席を見ると7~8人は腰掛けられそうなスペースに並ぶ人たちが全員スマホを弄っていた、片手で操作しているサラリーマン、ピンク色のカバーをつけたOL風の女性、両手で操作している学生風の男性、その他諸々。

こういった光景はどこでも同じだろうが、走行音だけが聞こえる地下鉄車内で一列に並んだ人たちがスマホを弄っている光景がなんとなく印象的だった、通路を挟んで対面側の座席にも友人同士と思われる女子高校生風の4人がスマホと前髪を弄っていた。

その隣の中年男性は膝の上のカバンに両手を掛けたままうとうとしていた。

車内は話し声すら聞こえず、たまに誰かの咳き込む声だけは聞こえる、他は本当に走行音だけ。

「まもなく馬出九大病院前(まいだしきゅうだいびょういんまえ)」という車内アナウンスで皆一斉に目線をスマホから外して顔を上げ、辺りを見回し2人が降りて行った。

ドアが閉まって走りだすと再び走行音のみの車内、私もほどなく降りた。

急ぎの情報というよりは、手持ち無沙汰なのだろう、ついスマホを取り出してしまうのは。

話す、メッセージをやりとりする、ちょっとした調べものをする以外にも、隙間のようになんとなく空いた時間を埋めつつ個人のスペースを確保するにもスマホは重宝しているのだなと思う。