2016年7月7日木曜日

塩もずく

暑くなってくるとメシとおかずにさっぱりしたものが増えてくる、素麺や蕎麦といったものだけではない、ポン酢と柑橘類で食べる湯通しした薄切り豚肉やエビやイカ、薄味な白身魚の煮付けと塩味や梅酢で食べるサラダと言うよりも切って盛っただけの生野菜、そして浅い糠漬けやあちゃら漬け(2015年6月4日のブログ)などである。

今年のあちゃら漬けは黒砂糖を一切使っていない、白砂糖ですっきり味付けした。

そして私の大好物である海藻類、特にわかめともずくはどちらかでもほぼ毎日食卓に上る。

今日買ったのは旬の後半であるもずく、生ではなく塩もずくだった、「もずくは生が一番ですから」と某料理家は言ったが私はその限りではないと思っている、塩抜きが難しいわけではない、それよりも水切りのほうが難しいくらいだと感じるほどに塩抜きは簡単なのだ。

塩もずくの塩抜きの手順を紹介しておくと、まずボウルに塩もずくを入れて3回ほど水を換えながら洗い、その後は水に浸して1回めの塩抜き、5分ほど経って1回水を換えて洗い再び浸し2回めの塩抜き、10〜15分ほどで水を捨てて軽くすすげば終わり、ここで少し食べてみて塩気が抜けていればこれで終わり、まだ塩気が残っているようなら更に水に数分浸しておけば塩は抜ける。

ここできれいに塩が抜けていたほうが良い、そのまま食べるにしろ調理するにしろ塩が残っていると味付けの邪魔をする、そしてもうひとつ、もずくで食中毒の心配はまず無いとは思うが環境として塩水を好む腸炎ビブリオ菌のリスクを下げるためにも真水で塩をきれいに抜いておくほうが良い。

海藻類は好きではないという人も多いが、体に不思議な効果もあるというもずくが安く手に入るのなら是非楽しんでもらいたい。

塩抜き後にポン酢というオーソドックスな食べ方もあるが、豚肉と炒めたり、卵でとじたり、熱いスープの具材にしたりとレパートリーは意外と広い、味にクセが無いのでいろいろと使える。

ちなみに、今日買った塩もずくは茶碗にたっぷり2杯分はあろうかという量だが120円ほど、1人じゃ少し多いようだが豚肉とオクラとの炒め物にも使って食べきってしまった、この安さもありがたい。