2016年7月4日月曜日

異形の仲間たち

更にもう1ヶ月が経ったので姉の住まいにムカデ対策の効果を確認しに行った。

最初に使ったものと同じ毒餌タイプを置いたのだった、結果から書くとムカデの死骸は無く、その代わり前回同様に縁側の下でダンゴムシが多数死んでいた、また、その同じ場所でゴキブリの死骸も1つ確認した。

毒餌は効果が1ヶ月間ということなので全て回収し廃棄、これからは室内に限って侵入してきそうな場所へ置くことにした。

ついでのように姉がまた風呂場の脱衣所のあたりに大きなクモがいたと言う、棲み着いているアシダカグモなのだ、姉はそのクモが大きくて俊敏なので大変恐れているのだが、そのクモは殺すなと言っているので殺虫剤を持ち出したりしない。

姉の住まいでゴキブリを見掛けないのは姉が清潔を心がけているお陰もあるのだろうけれど、アシダカグモの功績も大きいのだと思っている。

私はクモを殺さない、私の住まいにはアシダカグモはいないけれどハエトリグモは数匹いる、模様の違うものを何度も見かける、彼らはたいてい口元をモグモグしながら壁をのんびりと歩きまわっている。

毎年必ず冬以外に見かけるということは棲み着いているということになる、棲み着いているということは命を繋ぐ餌があるということになる、部屋にしょっちゅうハエが入ってくるわけでなし、はて、彼らは何を捕まえているのだろう、不思議である。

姉の住まいに話を戻すと、風呂場の外のガス給湯器のあたりは日当たりが悪く雨の後は敷地内の中で最も乾くのが遅い、そこにはゲジ(通称:ゲジゲジ)が棲んでいる、小さなものもいるがかなり大きな個体もいる、姉はアシダカグモの姿にはなんとか耐えられるが、ゲジは無理だろう、幸いにも風呂場への侵入は今のところ無い。

だが、私はゲジも殺さない、小学生の頃にかなり大きな個体を手に乗せたことがある、ゲジが歩み進む方へ左手を置いて、ゲジの後ろからもう片方の右手を近づけたら逃げようとして左手に乗ってきたのだった、たくさんの細い毛のよう脚がサラサラした感じで非常に軽く面白かったが、その光景を見た姉(長女)は悲鳴を上げた。

むやみに咬み付くムカデと違ってゲジは滅多に咬まないのではないかと思う、そもそもゲジに咬まれたという話を聞いたこともない。

クモもゲジも異形だ、なので気味悪がられて嫌われる、姿を現しただけで殺虫剤をかけられて死んでしまうことも多いと思う、彼らにとっては不幸なことだ。

だが、人知れず病気を運んだり家屋を食い荒らしたりする他の虫を退治してくれているのは事実なのだ、そんな異形の仲間たちはできるだけ人前は避けて陰でひっそりと隠れて生きている、たまたま鉢合わせした時は驚くけれど、できるだけ退治などせずに共存してもらえたらなと思っている。