2016年7月10日日曜日

大人のイジメ

某陸運業で事務の仕事をする姪っ子、本来なら今日は休みだが荷物の仕分けで人でが足りないというので休日出勤で4時間ほどを現場で働いてきたという。

4時間は元々現場で働く人たちが昼の休憩時間となる前後をカバーするべく考えられたもの、実はここ数週間のうちにこういった臨時のヘルパー役を他の正社員たちと日替わりで引き受けているのだと言う。

ヘルパーということで無理な仕事を任されることはなかったが、そこの人間関係でとても嫌なものを見てきたらしい。

現場は男ばかりで年代は20代後半から50代まで様々なのだが、その中の32歳の人が周りから疎外されていて、イジメを受けているのではないかと感じているそうだ。

今日は32歳の人用の弁当が届いてなかったらしい、弁当の配達を希望する人は用紙に直筆で名前を記入しておくのだが、なぜかその人の名前だけ横線が入ってキャンセル扱いとなっていた、当の本人はそんな覚えがないので自分の弁当が届いていないと探し、そして配達業者に連絡、結局、昼休みが終わるギリギリになって弁当ひとつが届いたらしい、姪っ子が現場に入る前の午前10時半頃に事務所で見た時はキャンセル扱いなどになっていなかったというのだが。

先週は得意先からの差し入れでいただいたペットボトルのお茶を若い作業員が皆に配っていたのだが、まだお茶はたくさん余っているにもかかららず端っこにいた32歳の人には渡さずに引き返そうとするので「あ、○○さんがまだですよ」と姪っ子が32歳の人のことを言うと「ああ、いたのか」と手渡したのだと言う。

誰も話しかけず、輪に入れず、32歳の人はいつも少し離れた所でポツンとしていて雰囲気は悪いらしい。

別の日に男性社員がヘルパーとして現場に入った時に32歳の人と話をすると、後から「なぜあいつと話をする? あいつは何か言ったのか?」と年長者から執拗に訊かれて男性社員は困惑したという。

聞いていて嫌な気分になった、いい歳をした連中のすることではない、何か理由があって嫌っているにせよ仕事場でそんなものを振りかざしても仕方がないだろう、いや、もっと酷くて派閥めいたものが形成されていて、32歳の人は何れにも従わないので疎外されていたりする可能性もある。

後者なら悪影響は深くて深刻だと思う、もっと陰湿な事態に発展するのではなかろうか、しかも相手が誰にせよ同じことが繰り返される。

詳しいことはわからないが、たまに参加するヘルパー役の姪っ子の目にも明らかな大人のイジメ、本当に嫌だなと思う。