2016年7月23日土曜日

ウミケムシ

昔、実家町内では子供会が作られて夏休みの期間中に何度か皆で出掛けたり町内の草取りといった活動を行っていた、子供がたくさんいた時代ならではのことだ、今は子供も減って朝のラジオ体操もお年寄りなどの参加もあって1ヶ所だけで続いているとはいうけれど。

夏休みの子供会最大の行事と言えば海水浴だったが、前述の通り今は子供会そのものが無いのでせいぜい近所の子たちを連れて数人で出掛ける程度。

今日はそんな海水浴の日だったそうで、ワゴン車で大人2人と子供5人で新宮海岸に行ったらしいのだが、引率役の大人1人が首から肩にかけてミミズ腫れの炎症を起こして少し早めに帰ってきてしまった、「何か肩に触れたので手で払いのけたらビリビリとした」と言うだけで姿は見ていないらしい。

皆はクラゲだと思ったという。

町内に帰ってきて子供たちを各家庭に返した後で皮膚科に行くとウミケムシに間違いないと言われたらしい、治療は洗浄で刺さっているであろう刺の除去と細かい傷の消毒、そして炎症を抑える薬の処方、そして傷みや痒みが酷い時の頓服として飲み薬を出されて終了。

病院では衣類に刺が残っているかもしれないのでTシャツは処分したほうが良いと言われ捨ててしまったという。

私に「ほら」とシャツをめくって肩を見せてくれたのだが・・・ああ、痛々しい、5cmほど赤く腫れて、少し離れてまた2cmほど腫れていた。

私は過去に浜辺に打ち上げられたウミケムシをうっかり踏みそうになったことがある、10cm弱ほどで、明るいグレーにピンク色が混じったような色をしていて、棒で突くと背中の刺を一斉に逆立てるのだ、ひっくり返すとツルツルの蛇腹で気味が悪かった。

浜辺でなくとも港などで水面をクネクネと群れて泳ぐウミケムシは何度も見たことがある、見た目はすこぶる悪い。

人が海水浴を楽しんでいるのと同じような場所にいることも多いので踏んでしまったり触れてしまったりということは少なくない、海で刺されるといえばクラゲが定番なのだが、暖かい地方ならどこにでもいそうなのでこんな生き物もいるということでご注意を。>皆様

なお、私はウミケムシの画像を持ってはいないが、「ウミケムシ」で検索するとたくさん出てくる、先に書いた通り見た目が大変悪いのでご覧になる場合は一応閲覧注意ということでどうぞ。