2016年6月8日水曜日

画像データの長期保存

百日紅(さるすべり)の花の画像をCD-Rの中から探した、過去に撮った画像をまとめて保存しているCD-Rである、私が撮る画像にはそれほど大きなサイズのものはない、大きくてもせいぜいUXGAサイズ(1600*1200)で、ブログ用に撮ったVGAサイズ(640*480)のものも多いのだ、なので1枚に1500枚は余裕で入る。

今どきCD-Rなのは万が一の物理的な破損で大量のデータが壊れてしまうのを避けんがため、とはいえ、それほど画像を蓄えているわけではないのでライブラリとしてのCD-Rはたった4枚に過ぎない。

目的の百日紅の花は最初の1枚目に入っているはずである、旅先での画像ではなく近所の公園で撮ったピンクの花だ、今日、その公園で同じ木を見ていてなんだか随分大きくなったなと感じ、過去に撮った時はどんな大きさだったろうと思い画像を探したのだった。

撮ったのは間違いなく2007年、よく覚えているのは沢尻エリカの「別に」の頃に撮ったからである、花も終わりがけの頃だったような。

だが、なんということか、CD-Rが読み込みでつまずいた、エラーで度々止まってしまう、エラーを無視して強制的に読み込んでみるとファイル破損で開けぬデータが幾つも出てきた、読み取りのドライブの不具合を疑ったのでUSB接続のDVD-RWで読み込んでみても同様にエラー頻発である。

メディアが劣化したのだ、こうなってしまうと回復などしないので破損していないデータだけをよそへ移すことにした。

そもそもこのCD-Rは高耐久性を謳った品でもう少しは長持ちしてくれるかと思ったのだが、いろいろな要因で早く劣化したのだろう、蛍光灯の光すらなるべく当たらぬようにしていたので紫外線が原因とは考えにくい、ならば湿気か? ううむ、なんだろう。

とにかくデータの移動先として新たなCD-Rというもの考えたが、2〜3年おきにコピーして劣化によるデータ破損を防ぐようにしなくてはならないと感じた、そもそも長期保存に適したメディアはあるのだろうか、手軽で安価な方法としてはフラッシュメモリも思いつたが、これは意外と保存には向かないのは経験から知っている(2016年1月16日のブログ)。

なので今回はオンラインストレージも併用することにした、手元のデータが壊れてもクラウド上に残っているし、もし、設備の不具合などでクラウド上のデータが壊れでもしたら手元のデータに頼るのだ、お互いがお互いのバックアップとして存在させるのだ、同時に両方とも壊れてしまう可能性は低いので現時点ではこれが安心できる方法だと思う。

市販のCDをリッピングして作ったMP3ファイルをアップロードするといったものではなく、どれも自分で撮った自分専用の画像データなので著作権うんぬんの問題も出てこないし。

先ほど、とりあえず破損CD-Rから読み出した画像データを500MByteほどをアップロードした、思ったよりも早く終わったのでストレスというものは無い、度々の作業ならば嫌になってくるだろうけれど。

結局、百日紅の花の画像は破損していて使えなかった、まあ、記憶の中の花と木の丈を思い出しながら今年の夏に花を咲かせる百日紅と見比べてみることにする。