2016年6月16日木曜日

公開迫る

いよいよ明後日の18日に公開が迫った映画「貞子vs伽椰子」だが、試写会レビューなどがチラホラとネット上に登場していたり、宣伝を目的とした始球式やテレビのCMなどで少し前から人の目に触れる機会も随分と多くなっていた。

私はそもそも何故に貞子と伽椰子が戦わねばならないのかが解らないでいた、まさか怨霊の名声を競うわけでもないだろう、両者に長らく引きずる因縁があるわけでもなかろう、なので何故だろう不思議だったのだ。

この映画では貞子の呪いをかけられた人物と、伽椰子の呪いをかけられた人物との2つの話が同時進行することで物語の導入部が形成されているようで、その2人を救うべく登場する霊媒師が妙案を思いついたのが「2人それぞれに呪いをかけた怨霊同士を戦わせる」ということ、いわば相殺によって2人の呪いを解いてしまおうというものだったのだ。

なるほど、これだと貞子と伽椰子が戦う理由が成立する、私はこの映画の物語を成り立たせる上では良いアイデアだと思う。

なのでこの映画そのものにも期待が高まった、無理なく話が始り、そして進み、上手に盛り上げて行ければ自然と映画は面白くなるのではないか・・・と。

だが、そんな私を不安にさせたのはテレビ用のスポットだという動画を見た時だった、なんと、貞子と伽椰子が疾走し、そしてジャンプし井戸の上で正面からぶつかるシーンが一瞬映ったからである。

これはなんだ? 戦いとはそういう戦いなのだろうか、私の不安とはこれはリアルに髪の長い女同士が髪の毛を引っ張り合って転げまわるという単なるケンカ映画なのではないかという不安。

もしそうならホラーの枠から外れて一気にコメディと化す、私だったらスクリーンを観ながら笑ってしまうかもしれない。

過去にJホラーについて書いたことがあるが、その時に文末で危惧したこと(2015年12月10日のブログ)が現実化するようなことなく、「貞子vs伽椰子」にはヒットしてもらえたらなと思っているのだ。

まあ、そのあたりは実際に観てみれば全て明らかとなる、公開当日は行けぬが、それから数日のうちには観てこようと思っている、はてさて、どんな映画に仕上がっているものやら。