平日で仕事が休みというのは実に久々なこと、友人たちはカレンダー通りの休みの人が多いので、この休みを利用して一緒にどこかへ出掛けるという機会はまず無いが、平日ならではの街の様子などが楽しめてこれはこれで良いものである。
そして今日は映画を観に行った、先日のブログ(2016年6月16日のブログ)で書いたように「貞子vs伽椰子」である。
最初、場所はJR博多シティ9階の「T・ジョイ博多」が便利だなと思っていたが、折角なので4DX上映で観ることにした、ということは福岡市内ではキャナルシティ博多の「ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13」一択ということになる。
オリジナル「リング」や「呪怨」を壊していないかと心配だったが、・・・うん、これなら及第点だと言える、オリジナルほどではないが怖さは引き継がれていた。
ただし、今回の映画になって変更された点がある、リングの呪いのビデオはオリジナルでは観てから7日後に貞子の呪いで命を落としていたが、本作では貞子も忙しいのか2日に短縮されていた、貞子の登場もお馴染みの古井戸からチラリと見え始めてゆっくり近付いてくるというものではなかった、呪怨についても見慣れた例の空き家ではなく別の設えとなっていた。
本当は物語について書いてみたいのだが、本作についてはどこをどう切り取ってもネタバレか近いものになってしまうので書かないことにする、オリジナルのリングは結末を知っていても観て楽しむことはできたが、本作ではそうはいかないと思う。
それでもひとつだけ、先日のブログでは「相殺によって呪いを解く」というくだりは正しかったが、観てみると違う展開が待っていた、これは予想外であり、そこから続く結末も予想外のものだった、ある意味「なるほど、こういう終わり方もあるのか」と感心したことを書いておく。
役者の演技力はいまひとつだった、登場する役どころも練り上げたほうが良かったのではと思う点もあった、映画そのものは思った以上に楽しめたが、各登場人物は貞子と伽椰子というスターの前では影は薄い、なんだか勿体無いことである。
さて、人生初体験となる4DXでの観賞だったが、正直これは心臓に悪い(笑)、映像に合わせて座席がガタリと動いたりするので一瞬息が止まるのだ、事実、後ろの人(女性)は「ふぁぁっ!」などと叫んでいた、妙な風が吹いてくるし足元まで何かしているようだし。
とはいえアトラクションとしては楽しめるので血圧や心臓に異常がなければ(笑)また4DX上映を選ぶと思う、料金は少々高くなるけれど。
ちなみに、この「貞子vs伽椰子」の4DX上映は明日(6月30日)までらしい、映画そのものは2D上映でまだ続くがギリギリで間に合ってよかった。