2016年6月13日月曜日

渡航者はご用心を

友人の弟さんが8月から半年を目処に中国へ行くことになった、本人はこのまま日本にいたいらしいが仕事なので仕方がない。

文化と価値観の違う国に身を置くのは不安だろうと思う、中国共産党が旗振り役で反日に躍起となっている国ならなおさらである。

そしてもうひとつ、日本ではその心配はないのだが狂犬病にも気をつけなくてはならない、あまり報じられてはいないが中国では今なお毎年相当な数の死者が出ている、その数は年間1000人とも2000人とも言われている。

「野良犬になんか近づかないから大丈夫」・・・いやいや、狂犬病は犬に限った感染症ではない、猫やコウモリに咬まれて感染する人もいるのだ、それに田舎だけの話ではなく都市部とて無縁ではない。

発症して命が助かり社会復帰できたという奇跡的な話をネットで読んだことがある、確か女性だったはず、どこの国の人だったろうか、それは忘れてしまった。

それがわざわざ話題としてネットに流れたという現実が発症後の死亡率100%だと言われるこの感染症の恐ろしさを物語っている。

それともうひとつ破傷風もやはり怖い、こちらは日本でも患者は出ているがリスクとしては海外のほうが高いのだ、日本ほど医療機関の数や設備、そして医薬品や技術などの医療レベルが整っていないかもしれないので。

どちらも渡航前のワクチン接種は可能なので、旅行にしろ仕事にしろ海外で生活をする予定がある人は渡航先の状況をよく調べて事前に策を講じておいたほうが安全である。

この点は「海外で健康に過ごすために」として厚生労働省検疫所のサイトに詳しく紹介されているので参考にされたし。

備えあれば憂いなしである。