2016年6月21日火曜日

牛よりも豚派

相変わらず言葉の汚い友人K氏が「クソ暑くなってメシも食えなくなる前にガッツリ肉を食いに行こう」と晩メシを外でと誘ってくれた、普段は自炊派の私であるが、たまには手抜きで外食もいいものだ、なので誘いに乗った。

肉をガッツリということなので焼肉なのだろうと思い込んでいたらしゃぶしゃぶにしようと言う、場所はお馴染みのMKレストランだった、持ち帰り弁当の「ほっともっと」を展開するプレナスによるしゃぶ鍋店である。

味にこだわりのある人からすればチープなしゃぶ鍋店なのだろうが、私と仲間が腹いっぱいにするにはちょうどよいのだ、味と料金と店の入りやすさが気に入っている。

K氏は肉といえば牛肉らしくアク取りが間に合わないほど本当にガッツリと食べていた、薬味のにんにくの香りが対面のこちらにまで漂ってきた、だが、私はしゃぶしゃぶといえば豚肉で、しかもモモ肉よいも肩肉のほうが好きだ、ぎっしりと赤身なモモ肉が不味いわけではないが、噛んだ時のバラけ具合や赤身に混じる脂のバランスは断然肩肉のほうが上だと思っている。

それを、もみじおろしを少し落としたポン酢で食べるのがまた格別。

「ほんとに豚が好きだなあ」と私を見ながらK氏が言う、そうだ、私は豚肉のしゃぶしゃぶが好きなのだ、とはいえ牛肉が嫌いなわけではない、ただ、MKレストランの牛肉はあまり美味しくない・・・と思っている。

他の具材についてはお互いどれも満遍なく好きなのだが、唯一、これもお互いに無理なものがある、薬味のパクチーだ、別料金ということもあるのだが、あの匂いは私には強烈で、ためしに食べてみた時はあまりの匂いで鼻が詰まってしまったのだった。

カレーの香辛料の一部として使われていたりするのは全く問題ないのだが、生の葉を刻んだものを薬味に・・・というのは無理である。

そうそう、K氏の最初の反応も「うわっ、くっさ!」だった、そのパクチーも今は店舗限定か、既に全店で提供していないかもしれないが。

しゃぶ鍋の〆はうどんにした、生卵も2個溶いてたまごうどんだ、満腹なり。

鍋には仕切りがあり2種類のスープを選べるのだが、私たちはどちらもオリジナルスープにした、期間限定でカレースープがあるらしく、どこか近くのテーブルからはカレーの濃い匂いが漂ってきて少々邪魔だった。

今まで何種類か別のスープをためしてみたことはあるが、やはりオリジナルスープに落ち着いてしまう、シンプルでクセのなく他の味を邪魔しないところが気に入っている。

店のオススメは寿司の食べ放題も付いたコースだったが、食べられる品数は増えても胃の大きさは変わらないのでそれほど入るわけでもない、歳も歳なのでそんなにたくさんのコースはもう無理。