2016年6月10日金曜日

変速機は必要派

夕方から実家町内の会合に顔を出した、一年のうちでもっとも町内行事が盛んな時期となるので皆で意見を出しあって立てなくてはならぬ予定が山ほどある、なので話し合いにも熱が入った。

私はもう生まれ育ったそこへは住んではいない、住まいは数km離れてはいるが今だにこうやって呼んでもくれるし顔も出す、いろんなことで時間を費やさねばならぬが有り難いことだと思っている。

さて、2時間ほどの話し合いが終わって顔見知りの親子が外も暗くなりかけた時刻だと言うのに揃って自転車を見に行くという、父親と目元がそっくりな娘さんが乗る自転車を買うそうで、予算については数万円を覚悟してはいるが細かい仕様の違いが車種ごとにあるので迷っているのそうだ、確かに、パーツや機構の違いで品質と価格に差が出てしまう。

一番の悩みどころは変速機、狙っている車種には変速機ありとなしの両タイプがあって、どちらにしようかと決めかねているのだが、誰かが「福岡は坂道が少ないからなくてもいいよ(変速機が)」とアドバイスをくれたそうだ、だが、私は変速機はあったほうがいいと思う。

言うなれば私は変速機は必要派ということになる。

確かに福岡は平坦で走りやすいが、ペダルが重くなるのは何も上り坂だけというわけではない、冬の季節風や夏場の晴れた日に平均して吹きつける海風などの向かい風は相当きついと思う、また、部活の後などで疲れている時や荷物が多い時だってペダルは重い。

なので内装3段でも変速機はあったほうが便利である、仕組みが複雑になるので自分でメンテするのは少々難しいが、年に2度でも自転車屋に持ち込んで僅かな工賃でプロの調整を受ければ全く問題はない、空気圧やチェーンの油差しといった程度のメンテは変速機なしの場合と同じで自宅でも簡単なのだ。

他はアルミリムよりもステンレスリム、それとライトの電源はブロックダイナモよりもハブダイナモを採用した車種を勧めた。

私からのアドバイスはそれくらいである(汗)、もっと自転車に詳しければ気の利いたことを言えたのだけれど。

さて、娘さんはどんな自転車を選ぶだろう、愛着が持てて長持ちする丈夫な1台が見つかればいいなと思う。