2016年4月26日火曜日

ムカデ対策


午前中の休憩時間に昨晩のムカデを思い出していて、ふと姉の家にも出てくる頃だろうから例年通りに何か対策をしなくてはならないと感じた。

姉の住まいは平屋の一軒家である、一人住まいで夜中にムカデが侵入してきたとしても割り箸でつまんで袋や容器に放り込んで捨てに行けるとは思えない、きっと屋根が吹き飛ぶほど悲鳴をあげて何かで叩き殺すくらいだろうか。

咬まれる以前に心臓に悪そうである、なので姉が倒れる前に今年も対策をした。

例年だと家の壁に沿ってムカデが触れると死んでしまうという粉末状の殺虫剤を撒いておくのだが、効き目そのものは確かで雨に流れにくいらしいのだがこれからの季節の短時間でドッと降るタイプの雨ではやはり効果は減弱するだろう、それと近所の猫が死んでしまわぬかと気を遣うものである、撒いた粉末の上に猫の足あとにしか思えぬ跡が残っているのを見たことがあるのだ。

なので今年は毒餌タイプのものにした、粒状のものを撒くか、ゴキブリ用の毒餌のようにパックに入ったものかで悩んだが、雨や猫の心配が要らぬパック式のものにした。

商品名は「ムカデコロリ」、安易なネーミングだが使い勝手が良くて効果があればそれで良し、箱には「おいしい餌で根こそぎ退治!!」と書かれている、そうか、これはムカデにとっては美味しい味付けがされているのか。

使い方は簡単で箱の中の8パックを切り離してムカデが出没しそうな場所に置くだけ、あとはムカデがパックの中に仕込まれた毒餌を齧ってくれるのを待つだけである。

パックの中を覗くと小さな餅のようなものが見えた、それが毒餌本体である、こういったパック式ならば猫が触れることもないだろうし、置き場所に注意すれば雨で流れる心配もない。

匂いでおびき寄せるのかと思ったのだが匂いはしない、そもそもムカデが匂いで寄って来るとも思えない、餌を探し求めて彷徨う過程で出くわした餌を捕らえて食べるという生態なのだろうと思うし。

昨晩のムカデは入って来た時に私が起きている時で、しかも室内が静かでフローリングだったので微かな「カサカサ・・・」という足音に気付けたのは運が良かったと思う、カーペットの上なら音はしないだろうし、熟睡している時だと全くの無防備なのでうっかり触れて咬まれていたかもしれない。

私の住まいは4階だけれど、姉の家だけではなくうちも対策をしたほうが良いかもしれない、ぴったりと閉めきるというのが確実だろうがこれからの季節は暑くて辛い、網戸で侵入を阻止できるだろうが、僅かな隙間でも体が平たいムカデは楽に通り抜けできそうなので隙間対策は厳重にしないといけないだろうし。

なにせガリガリ君(アイスバー)に使われている平たい棒が入るくらいの隙間ならムカデは通れるようなのだ。

ううむ、うちも雨がかからぬよう工夫してベランダに2ヶ所ほど毒餌を置いておこうか。