2016年4月24日日曜日

足の無い亀

晴れているのか薄曇りなのかはっきりしないのは濃いPM2.5のせいか。

今日はJR箱崎駅から多の津方面まで自転車で靴下を買いに行った、靴下など自宅に近いところで買えるというのにわざわざそこまで行くのは仕事用にぴったりな堅牢な靴下があるからだ、いや、正しくは軍足である、5足組1パック。

仕事用なので見た目はさておき丈夫で長持ちするのが重要で、何度洗おうが簡単なことでは伸びたり型崩れはせず、かかとやつま先に穴が開いたりしないのだ、下ろしてからダメになって捨てるまでには3年はかかる。

まあ、そうは言っても同じものを連日履いているのではなく、月曜は6足中の1足目、火曜は6足中の2足目といったサイクルで週に6足分を履いているので傷みもゆっくりで済んでいるのだけれど。

この靴下については今日買った新しいパックを開けて下ろした時に少しだけまたブログに登場するかもしれない。

そんな買い物の帰り道に渡った須恵川にかかる橋の上、でっぷりとした鯉がパクパクしていないかと川面を見下ろすと岸で甲羅干しをしている大きな亀を見つけた、耳に赤いラインがあるのでそいつも元は誰かのペット(2015年5月26日のブログ)だったのだろう。

面倒臭そうにこちらを見上げ、近くを小さな鳥が飛んだ時に少しだけ首をすくめ、またゆっくりと伸ばし、そしてぼんやりしていた。

よく見ると後ろ足の右側が無いのだ、小さな頃にケガをしたか、鳥や魚に襲われたか、とにかく足を失っていた。

たぶん襲われたのだろうと思う。

甲羅干しをする岸に近い場所を親子連れが通り、子供が亀を見つけて足を踏み出したところで亀は驚いて水の中に飛び込んだ、足が1本無いので泳ぎ方が左右にスイングするようでぎこちないが、スピードはそれなりにあってすぐに濁った川底へと消えて行った。

どこの川でもすっかり自然繁殖しているミシシッピアカミミガメ、以前にも他の生き物を捕食したり植物を食害すると書いたことがある、この川では何を食べているのだろう、きっと昔からいる生き物を襲ったりしているのだとは思うが。

それとは逆に猫やイタチなどの小動物、アオサギやカラスなどの鳥、雷魚のような魚に襲われることも少なくないと思う。

まさに、食うか食われるかの世界である。