2016年4月13日水曜日

かっぱ丼?

雨脚の弱まった宵の内、安く仕入れた春キャベツを数個持って姉のうちへ行ってみると甥っ子が来ていた、またメシでもごちそうになりに来たのかと思ったら母親(つまりは私の姉)がタンスを少しだけ移動したいので手伝いで呼んだのだと言う。

時刻から考えて既に晩メシは済ませているのだろうけれど一応訊いてみたら自分の家で済ませてから来たという、ちなみに何を食ったのだと訊けば聞き慣れぬ「かっぱ丼」だと答えた、かっぱ丼? キュウリでも乗せるのかと思ったら・・・なんと、かっぱえびせんを使うらしい。

熱いご飯の上にかっぱえびせんを散らして食うのかと驚いたが、そこまで手抜きはしないよと笑いながら自信たっぷりに言う、ではどうするのかと言えば粗く砕いたかっぱえびせんを火に掛けためんつゆに散らして柔らかくし、薄く切った玉ねぎも散らし、それに火が通った頃に溶き卵をかけて半熟程度になったところで汁ごと全部ご飯にかければ「かっぱ丼」のできあがり。

・・・なんだそれは、うまいのだろうが、なんともケチくさい丼ぶりである、まあ、アイデア勝負で旨い一食を食えればそれで良いのだろうが、栄養はあまりなさそうである。

ふと、スナック菓子をおかずにするあたりなど、また金欠なのかと思って確認してみれば大当たりで手持ちが5,000円ほどしかないというではないか。

5,000円!? 給料日まであと10日以上あるというのに、何故そんなに金が無いのだと言うと2グループの花見に参加してかなり使ったのだと前回同様(2016年2月22日のブログ)ボソボソと答えた。

今度かっぱ丼を作ってくれると私に言った、姉はそんなやりとりを傍で聞ききながら苦笑していた、困った甥っ子である。

それにしてもスナック菓子を料理に使うというアイデアは以前テレビでも見たことがある、ポテトのお菓子にお湯を足してしばらく待つとポテトサラダ風になったり、焼きそばに隠し味で細かく砕いたベビースターラーメンを混ぜたり、カレーにコンソメ味のポテトチップを加えたりといろいろあるようだ。

私も自宅で何か試してみようか、かっぱ丼でもよし、ポテトサラダなそれでもよし。

邪道だと言う人もいるだろうし、人様に出せる料理にはならないだろうがそのアイデアは面白いと思う。