2016年4月20日水曜日

「後ろに立たないで」

仕事帰りに銀行へ、窓口ではなくATMだ、諭吉さんに何枚か来て欲しいし、店で支払い額の端数を何故か1円玉で払っていくお客さんが複数いてレジに1円玉がやたらと多く、それを自分の小銭入れの10円玉と両替したので私の小銭入れは膨れていた、それを預け入れてすっきり軽くしたかったのだ。

ATMは6台ほど並んでいて私は入口側から2台目だった、その左隣りの3台目には若い女性がやって来て操作していた、私が硬貨を預け入れているとその女性が後ろの人に「後ろに立たないでください」と言ったのだった。

そちらを見遣ると女性の後ろには中年女性が立っていて、「別に覗き見してるわけじゃないでしょ? 順番待っているだけでしょ」と若い女性に不愉快そうに言った、若い女性は「ちょっと近すぎますよね? どうしてそんなに寄るのですか? もうちょっと離れてください」と言い返した。

順番を待っているだけだと言う中年女性と近すぎると言う若い女性はお互い引かない、男性行員がやって来て2人の間に入って場を収めようと懸命だった。

順番を待っていた別の男性が「うるさい、外でやれ、邪魔だ」と荒めに言った、私はお金を引き出し、硬貨を預け入れ終わったのでその場を離れて外に出たのであとはどうなったのかは分からない。

そう、確かにATMでは順番待ちの位置によってはパネルを操作する手や金の出し入れが丸見えになる場合もある、見られる側も気にする人のほうが圧倒的に多い、中にはそれほど気にしていない人もいるだろうけれど。

このあたりなんとか改良できないだろうか、たとえば首から腰までを隠す仕切りを設置し手元が見えぬようにしたりといった具合に、まあ、費用もスペースも使うだろうから無理かもしれないが。

私はATMで順番待ちをする時は意図的にかなり距離を空けて立つようにしている、今日の若い女性のように背後の視線を気にする人がいるのは分かっているからである、今のご時世特に用心深くなるではないか。

余談だが、キャッシュカードの挿入口に情報を盗み読む装置を取り付ける輩がいるという話はニュースなどで知っているが、今は当初のものよりもずっと薄型でパッと見で気が付かないものもあるらしい。

ATM利用の際は、背後の視線と同じくカード挿入口周辺をまず確認されますように。>皆様