2016年4月16日土曜日
出掛けの緊急地震速報
今日はいつもより随分と早く目がさめた、スーッと眠りから目ざめたというわけではない、部屋が揺れてガチャガチャと食器同士がぶつかる音で飛び起きたというのが表現としては正しい、午前1時半頃のことである。
随分と揺れたので驚いた人たちの声が表から聞こえてくる、「そっち大丈夫!?」と女性の声がしている、近所の人への声だろう。
うちはというと、皿1枚の縁が欠けて、転げ落ちた陶器のマグカップ1つに派手なヒビが入った、爪楊枝入れが床に落ち、他は冷蔵庫が少しだけズレた程度である、私自身への被害などは一切ない。
ダメになった皿とマグカップを古新聞で包んでビニールテープでぐるぐる巻き、次回の燃えないごみの日に出すことにする、床に散らばった爪楊枝を片付けたら眠気などすっかり飛んでしまっていたのでお茶を淹れて夜通し放送しているであろう災害情報を見ていた。
生憎と今日は休日ではないので午前4時前に着替えて出掛ける準備を済ませた、念の為に落ちて破損しそうな物を床に下ろし、何度も火の元を確認して玄関を出た、ドアを閉めて施錠した・・・ところでスマホの緊急地震速報が鳴った、時刻は午前4時15分、便利なアプリ(2016年1月10日のブログ)が既に機内モードを解除してくれていたので作動したのだ、この音は不安をかきたてる本当に嫌な音である。
今朝気が付いたのだが、こういった緊急地震速報を受け取った時には街のどこかで音は違うが警報音が鳴っているようだ、どこかの音が漏れてきているというわけではなく、明らかに住民への警報としてどこかで鳴っている、いったいどこだろう?
仕事場までの途中で福岡県庁の前を通った、普段なら誰もいない時刻で、しかも閉庁日の土曜である、それなのに職員のものと思しき車がたくさん停まっていて室内の照明があちこちで灯っていて明るい、この地震の影響に対応すべくやって来ているのだろう、きっといろいろと忙しいのではないだろうか。
仕事場に着いてみると食材の下茹でに使うアルマイトの鍋が床に落ちていただけで、被害というほどのものは何もなかった。
夜が明けてのニュースは昨日の朝のものよりも更に驚くべきものばかりだった、大規模な山崩れや道路の損壊、潰れた民家と阿蘇神社、そして、増えるケガ人と亡くなられた方々、余震は収まらずいったいいつまで続くのだろう。
道路が寸断されていて、JRも運休、空港は使えないようなので飛行機も飛ばない、仕事などの用で移動しなければならぬ人らはさぞ困っているだろうと思う、早く平穏な日に戻って欲しいと願うばかりである。