2016年4月18日月曜日

送料無料だからこそ

Amazonの通常配送無料が2,000円以上の購入時という条件に変わった、以前は金額に関わらずAmazonからの商品であれば全品配送料無料だったのだが、こちらはそもそもがキャンペーン扱いだったのかもしれないが。

私は全品配送料無料金額というシステムを知った時に仰天した、配送センターから我が家の玄関口にまでは輸送エネルギーから人件費まであらゆるコストがかかっているはずである、それなのに無料にしてしまって大丈夫なのだろうか、商品の金額によっては売れば売るほど赤字になるか、儲けはあってもごく些細なものになりはしないだろうか、それでやってゆけるのだろうかと不思議でならなかった。

もちろん買う側からすれば無料にこしたことはない、通販で何かを買うには商品代金だけでなく送料が幾らになるのかは重要で、商品そのものは通販のほうが安くても、送料がかかるので結果としてトータルでは近所で買ったほうがまだ安いという場合も多いからである。

どこのブログだったろうか、「ほんとにこれだけでも送料無料だった!」と450円ほどのスマホクリーナーを画像付きで便利さを書いてはいたけれど、送料無料だからこそメリットは買う側と売る側の両方にもたらされるべきであると考える、買う側は送料がかからない安さを、売る側には売上に繋がるリピーターの増加だったりする。

だが、単価450円ほどのものでも送料無料にしてしまうとメリットは買う側に偏ってしまうのではないか、売る側としては同梱で他の商品も買ってもらえば売上は上がるかもしれないが450円の品をひとつでは難しいと思う。

今回のAmazonの施策はきっと「全品送料無料っていろいろ大変だから送料無料は2,000円以上からということで勘弁してね」というなのだと思う。

今のところ金額に関わらず送料無料なのは「ヨドバシ.com」だけとなった、ここもいつかは一定金額以上のみは・・・とシステムを変更するかもしれない、きっと100円もしないようなナツメ球ひとつでも玄関口には持って来てくれるだろう、そんな便利でサービス満点な送料無料システム、だからこその「まとめ買い」や「抱き合わせ買い」で売る側にもちゃんと儲けさせてあげようではないか。