2016年4月11日月曜日

意外な詰まりの原因

実家町内の集会所の隣に見慣れぬ名前の業者の作業車が停まっていた、その作業員らしき人と話していた近所の人に何ごとだと訊いてみると集会所のトイレの流れが悪くなって業者を呼んだのだと言う。

そう聞いて私はすぐに何か詰まっているのだろうと思った、近所の人もそう思っていたらしいのだが、なんと、不具合の場所は汚水枡から下水管に接続するまでの汚水管の途中にあり、流れを悪くしている原因は「根」だったそうだ。

「根」・・・、汚水管の近くに生えている木の根が汚水管の中に入り込み、そこでどんどん繁って流れを悪くしてしまったのだという、肥料にもなりそうな汚水なので根はかなりみっしりとした状態だったらしい。

ちなみに、木の高さは3m弱で、木と汚水管との距離も3mほど、ということは地中で根が3mほど伸びているということであろう、木の根はそれほど長く伸びるものなのか。

実はその木については以前に書いたことがあったのだ、まさにこれ、「トウネズミモチ」(2015年6月19日のブログ)だ、場所は違うのだが同じ種類のこの木である。

近所の人は業者の人に「この木は誰かが植えたものですか?」と訊かれたらしいが、苗木の頃も含めて知らないと答えたという、私も知らない、そう言われてみればそんな木が生えていたなという程度なのだ。

汚水管の近くに木を植えるのは要注意らしい、少しの隙間などから根が入り込んで今回のような詰まりの原因になることは少なくないとのこと。

「どうやって根を切るのですか?」と訊くと「水の勢いで切断します」と業者の人は答え、どういう仕組みか分からぬうちに15分ほどで切断した根を引き出して見せてくれたそうである、鉛筆ほどの太さの根から細かい根がたくさん出ており束状になっていたという。

水の勢いで切断・・・そういうことができるのか、凄いなと思う。

集会所のトウネズミモチはどうなるのだろう、汚水管に近すぎてまたトラブルになるかもしれないので切ってしまうのだろうか、わからない。