2015年7月20日月曜日

塩害は「えんがい」と読むのだ

以前にも少しだけ書いたことがある店(2015年5月5日のブログ)へ開店時間に合わせて飲に行った、てっきり1番乗りかと思っていたら開店前10分くらいにやって来たという他県からの人がいた。

連休も終わりなのでそれほど他に来ないだろうとのんびりしていたら次々にやって来てカウンターは埋まってしまった、マスターに土産持参の客が多い、そうか、連休でどこかへ出掛けていたのでその土産物らしい。

そこへオレンジのポロを着た常連がやってきた、常連で顔をよく知ってはいるがあまり話したことはない、実はあまり好きではないのだ。

残り少ないカウンター席に着くなり「トマト全滅かもぉ!」と突っ伏して言う、誰に言っているのかとオレンジ君の両隣を見ていたが、特に誰というわけでもなく最初に反応してくれる人に対してのようだった、結局それはマスターだった。

「どうして?」と訊き返されると「ナメクジがどんどん増えるから塩まいたの」と答えた、ベランダのプランター栽培のトマトらしい、「そりゃ枯れちゃうよ」とマスターが呆れて言うと「○君と同じこと言う、○君も”しおがい”でダメになるよってメールくれた」・・・。

ああ、それは塩害だ、”しおがい”ではない、”えんがい”だ。

それにしても植物に塩という組み合わせでは枯れてしまうというのは常識なのだと思っていたのだが、意外とそうでもないのだろうか、オレンジ君は「だってトマトと塩って相性いいでしょ?」と私の左側で力説していた、他の客から「あなたバカでしょ?」と言われて頬を膨らませていた。

私がオレンジ君をあまり好きではないのはそういう気味の悪い仕草なのだが、まあよい、本人にはきっと快適なのだ。

長っ尻にならぬよう勘定を済ませて店を出たら雨はまだ降っていた、店の入口には鉢植えの万年青が2つ並んでいる、鉢の淵に沿ってナメクジでもいたらオレンジ君だったら塩を撒くだろうか。

ナメクジ対策には専用の薬剤もあるが濃いお茶や紅茶も効果はあるのだ、塩害ほどの影響もないだろうし、コーヒーのカスも効果があると聞いたことがある。

一度試してみてはどうだろう。>ナメクジでお困りの皆様