2015年7月17日金曜日

なんという肌寒さ

仕事が終わって帰る途中、グレーの壁がピカピカのビルの入り口に中年女性が立っていた、雨宿りをしているのである、そこへ警備員がやって来て何か言っている、女性と何度かやり取りしたところで「雨宿りもダメだなんて」と女性は言いながらビルから離れて小走りで横断歩道を渡って行った。

歩道に面したビルの軒下くらい良いではないか、敷地内に関係者以外は入れるなという決まりがあるのだろうけど、雨宿りしている人を追い出すほどではなかろう、土砂降りではないが傘がないと確実に濡れる雨なのだ、しかも今日は肌寒い、雨宿りをしているうちに降り止んでくれそうな雨でもないが、追い出さず知らぬ顔をしてあげれば良いものを。

夕方はいつものスーパーで買い物、雨のせいか客は少なく長袖の人が目立っていた、また野菜が値上がりしたなと思いつつ店内を歩いていると惣菜屋の前で弁当が無くなっているのに気がついた、売り切れで追加で用意している最中なのだと言う、ほほう、台風の影響か、風雨も強くないので影響ないだろうと思っていたら惣菜屋にはプラスだったらしい。

買い物を終えて表に出れば雨は小粒よりも小さな小糠雨になっていた、なんだか一際肌寒くなったように感じた、こういう雨は傘が役にたたない、横方向から風に吹かれてふらふらと傘の下に入ってくるのだ、気付かぬ内に衣類が濡れて寒い思いをする。

他には寄り道もせずまっすぐ帰宅、閉めきっているだけの部屋が雨に濡れて冷えた腕にほんのり暖かだった、今日の福岡は4月並みの気温だったらしい。

明日は真夏日になるという、もしかしたら梅雨明けとも言っていた、極端である。