2018年5月24日木曜日

私ならこの曲:DREAMS COME TRUE

音楽ならどういったジャンルが好きか、アーティストは誰が好きなのかという会話は日常的によく登場する、特に初対面に限らず知り合って間もない相手とは。

今日、アプリのチャットでやりとりをした最近知り合ったばかりの人ともそういう話をした。

私は国内外を問わず古めの曲を好んで聴く、70年代〜80年代のそれらが代表的だ、中にはもっと古いものもある、たとえ古くても好みに合致した耳に心地よい曲は自分にとっては名曲なのだ、なお、ここでいう国内外の国外というのはアメリカやヨーロッパのものを指す、それ以外の地域の曲は機会がなかったので聴いたこともない。

そんな中でたまに同じか似通った曲やアーティストで共通項を相手と見出すと話も弾む、今日の場合は「DREAMS COME TRUE」だった、いわゆるドリカムである、私はドリカムの熱烈なファンではないが好きな曲は間違いなく多い。

チャットの相手は「LAT.43°N 〜forty-three degrees north latitude〜」(「LOVE GOES ON…」に収録)が最も好きだと言う、ドリカムの中では古い曲だ、逆に私は「dragonfly」(「the Monster」に収録)だ最も好きな曲だと言った、チャット相手の好きなそれほどもないがこれもまた古い曲だ。

私ならこの曲である、ドリカムなら「dragonfly」、なお、別アーティストに於いても同じ趣旨の「この曲」を別の日に書いていくので映画のレビューのようにある意味シリーズ化する。

さて、その「dragonfly」だ、この曲を初めて耳にしたのはテレビのCMだった、auではなくKDDI本体の企業イメージを訴求するCMで使われていたのだった、確かドリカムのメンバーらもCM中に登場していたような気がする、映像については風に吹かれながら太陽が沈む間際の低くて赤い夕陽に照らされていたような記憶があるのだが、この映像に関しては他の何かと混同している可能性もあるので断言はできない、はっきり言えるのは使われていた曲が「dragonfly」だったということ。

その映像とスローな曲がとてもよくマッチしていたのが気に入った、それ以来ドリカムといえばこの曲だ。

私にはやや暗い夕陽に照らされる光景が時に印象的に見えてしまう、照らされるのが人物の顔であったり自然の景色や街並みだったり様々であるが、乾いた風と暮れゆく赤い夕陽に包まれる一時は穏やかで美しいと感じるのだ。

そう、赤い夕陽は美しい。

どこのメーカーだったろう、古いカーステレオのCMでやはり夕陽のシーンが印象的なものがあった、カーステレオそのものには興味は湧かなかったけれど、撮影地はどこなのだろう、いつ頃の季節なのだろうとメイン以外の部分が気になってしかたがなかったのだ、使われていたカントリーな曲もとてもよかったと思う。

そんな夕陽のアシストの力もあってかドリカムのそれも頭から離れない、いつまで経っても。

「dragonfly」は地味で短い、でも、私ならこの曲だ。