2018年5月9日水曜日

それがチモールだ

朝になると友人からメーカーと商品名を書いて「近所に○○というマウスウォッシュを安く売ってるところないですか?」とメッセージが届いていた、具体的な価格も添えて。

なんでもそのマウスウオッシュを安く買いたいという同僚が職場にいて同じような質問をされたのだという、店によっては安売りの日もあり、通常価格店との差が150円になるので毎日使うものだから安くまとめ買いをしたいらしい。

個人的には150円の差があり毎日使うものでも2〜3日で使い切ってしまうこともないだろうから近所で買えとは思うのだが、まあ、安い店を見つけたら次回からはそこで買うようにしたいということなのだろう。

それでもやっぱり150円程度の差なのだから近所で買えと(以下ループ)・・・。

それにしてもなぜメーカーと商品名指定の買い物なのだろうねとメッセージに返信すると殺菌成分が入っているのでそれがいいらしい、メーカーのサイトで調べてみたらCPC(塩化セチルピリジニウム)だった、歯周病対策で使うものなので殺菌力に優れたものがいいだろうという考えだとか。

だがどうだろう、CPCはバイオフィルム内に浸透するのだろうか、その中に入り込んで行かないと意味がない、なので私は歯周病対策にはあまり効果がないと思うのだが。

そう思ってマウスウォッシュの代名詞ともなっている商品名を書いて「これではだめなのか?」と書いたら殺菌成分が入ってなさそうだと言う、いや、入っている、チモールだ、これはアロマオイルだが殺菌力があるのだ。

それと合わせてユーカリプトール(シネオール)も入っている、これもまたアロマオイルだが殺菌効果がある、しかも、CPCと違ってアロマオイルはバイオフィルム内に浸透しやすい。

とはいえ歯周病が治るわけではない、これで口をゆすいでも歯茎の縁から下1mmも入り込まないだろう、となるとこれもまたあまり意味がない。

まあ、一時的な口臭対策には効果はあるだろうが、根本的な部分で定期的な歯科でのメンテナンスが最良の方法だと思う、たとえば3ヶ月に1度のペースあたりはどうだろう。

1度使うと隅から隅まで汚れが根こそぎ落ちてしまうのはメーカーのCMの中での話なのだ、現実は厳しいのである。