2018年4月1日日曜日

進む解体

昨日よりも更に気温が上がって一層暑さを感じる福岡、歩いていると額を汗が流れるほどなので半袖Tシャツ1枚で仕事から帰ってきた、いや、早朝すらその上に薄手の長袖を羽織っただけだったのだ。

一旦帰宅することなく晩メシの食材を買いに行くその傍を解体中の大鳥居があった、筥崎宮の大鳥居だ、どっしりとしたコンクリート製で高さ16m超のそれは参道の箱崎浜のシンボルでもあったのだが老朽化で危険になったので取り壊されてしまうのだ。

なんと建立してから88年が経つという、経年劣化に加えてこの間に福岡西方沖地震などもあり、あちこち傷んでしまうのは仕方がないことである。

約1年ほど前に散歩をした際に大鳥居の画像を撮っていてよかったなと思う(2017年4月19日のブログ)。

残念なことに再建の予定はないそうで、その理由はかなりの費用がかかるのだが他にも修繕などの必要ヶ所があり費用が回せないせいらしい、こういった時に奉賛金の寄付を募ってはと思うのだが、本殿改修の際にも広く寄付をお願いした経緯があるので難しいのかもしれない。

完全に解体されたら大鳥居のない参道の入り口となるのか、初めて訪れる人にはなんともないだろうが、長く親しんでいる人には大鳥居あっての場所だったのでしばらくは寂しさと違和感を感じるだろう。

ちなみに、大鳥居の脇にある高燈籠はそのまま残る。

解体工事は4月いっぱいの予定で、88年の歴史もたった2ヶ月で消えてしまう、寂しいことである。