2018年4月14日土曜日

水星が留

付き合い始めて約2ヶ月になろうかという友人2人がいる、ここではA氏とB氏ということにしよう。

A氏もB氏もお互いの見た目だけでなく地味目な内面に惹かれて付き合い始めたのだが、ここのとことB氏と会う機会や連絡自体が減ったとA氏は焦っているのだ、「俺飽きられたのかな(B氏に)」、「B氏は他に誰か好きな人ができたのかな」など日頃やりとりする私とのメッセージにポツポツと心中についてこぼすことがある。

いやいや、違うのだ、B氏の仕事は年度替りに他所よりも一段と大忙しとなるのだ、私も毎年その頃になるとB氏とのやりとりが極端に減る、送ったメールへの返信が無いことだってある、確かこの時期はほぼ毎日残業続きで、手に負えなければ自宅に持ち帰って続けていると本人から聞いたことがある、この間の疲労も相当なもので久しぶりに会ってみると痩せたなと感じることもある、きつい仕事だ。

なのでA氏には心配無用だと伝えた。

誰しも対人関係や何らかの事象の見た目にしろ行動にしろこれまでと変化したように思える時があって不安を抱くことはあると思う、不安に至らずとも不可解さや不思議な感じだったりと。

だが、置かれた環境によってそう映るだけで本質は何も変わっていないよという場合もまた多いのだ、A氏とB氏についてはB氏の仕事が極端に忙しくなったという一過性の環境変化によるものであろう、私はB氏が相手に飽きたからと有耶無耶にしてフェードアウトで仲を終わらせようとするタイプの人ではないのをよく知っている。

ほら、奇しくも今日は水星が留である、空の上での見た目の動きが止まるのだ、天動説が当たり前がった頃の昔の人にはさぞ不思議だったろう、水星の性質そのものが何か変化したとでも思ったかもしれない。

だが、何も変わっていない、ただ単に公転軌道を回るお互いの位置関係での順行と逆行を繰り返すタイミングにより目に映る様が違っているだけなのだ、B氏もまた然り。

・・・などと、他所の2人については自信たっぷりに書けるのだが、自分のことについてはいまだ書けず、なにせ付き合っている相手がいないからである。

まずは他所のことよりそこからだ。>自分