2018年4月2日月曜日

怒涛の新年度と奈良漬サンド

新年度を迎えると突如として忙しくなった、飲食業の私に年度替わりなど関係ないようだが、お客さんの環境が大きく影響を受けるので私にも及ぶのだ、この状態はしばらく続くと思う。

そんな午後に甥っ子からPCの調子が悪いので見てくれとメッセージが届いたが、クソ忙しいので今日は無理だと返したところ、私の晩メシを心配してかサンドイッチを作って持ってきてくれた。

おお、正直今日はメシの用意が面倒臭かったのでありがたかった。

そのサンドイッチ、珍しいことに漬物が入っていた、ハムとサニーレタスにマヨネーズ、そして刻んだ奈良漬だ。

「何が入っているか分かる?」とニヤニヤして訊くので食ってみると独特な風味がしたので酒粕かと答えると奈良漬だと明かした、今までに福神漬やたくあんで試してみたが、ハムとの組み合わせで旨いのは奈良漬だと言う。

そもそもなぜサンドイッチの具に漬物を使うようになったのかと訊けば出来上がりの味が薄くて物足りなかったので福神漬を挟んだら食感と塩気がちょうど良くいろいろと試してみたらしい。

ハムと奈良漬の組み合わせ以外で旨いのはツナと白菜漬けにしょうゆをたらしてマヨネーズで和えたものだと言う、ただし、すぐに食べないと白菜漬けの水分で水っぽくなるという。

面白い発見をするものだ、漬物は飯と一緒に食うものでパンとは組み合わせないという固定観念からは辿りつけないものである。

おっと、サンドイッチにして全然旨くなかった組み合わせも教えてくれた、梅干しは不味かったらしい。

甥っ子お手製の奈良漬サンドイッチを頬張りながら、いつもより遅い帰宅でやや疲れ気味な宵の内を過ごしたのだった。