2018年2月27日火曜日

タダより高いものはない

私の住むマンションの住人が来月半ばに引っ越すらしい、そろそろその準備にとりかかるのでしばらくはドタバタと物音がしたりで申し訳ないですと知らせてくれたのだ、実家は鹿児島市内にあり家業を継いでそこで暮らすという。

引越し業者のトラックで持って行くものもあれば不要品としてここで処分するものもそれなりにあり、最大で5日間ほどシートを被せた状態で自身が契約していた駐車場のスペース内に置き、既に手配している業者がそれを引き取って処分してくれるらしい。

引っ越しの費用はかなりのものだが、不要品の処分もそれなりにかかるという、確かにそうだろう、昔と違って何でもかんでも燃えないごみの日に出しておけば回収業者が持って行ってくれるわけではない、冷蔵庫なりテレビなり1つ1つにリサイクル費用を払った後の処分となるので数が増えるとかなりの費用となる。

今や買う時点で処分する時のことも考えておかなくてはならない。

さて、そんな春は学生にしろ社会人にしろ新生活の節目となる時期である、当然引っ越しも多くなり、その際に出される不要品も必然的に多くなる。

時々だが軽トラックで「ご家庭で不要になったものがあれば一声お掛けください、無料で回収します」と繰り返しアナウンスを流しながらゆっくりと住宅地の狭い通りを走っているのを見かけることがある、民間の不要品回収業者であるが、「無料で回収」の部分を「全て無料で」と解釈しトラブルになっている場合があるらしい。

市政だよりにそういうトラブルについての注意喚起の記事が載っていた、そう、これだ。

確かに回収という行為そのものは無料であっても、回収された不要品の処分にかかる費用は有料ですよといった具合に無条件で全く無料というわけではないのだ、要らぬ邪魔なものをタダで持ち去ってくれるなど便利でありがたいけれど、世の中そうそううまい話はないもので、どこかにオチがあるのが普通である。

処分費用を要求された時点で断ればよさそうな気もするが、気の弱い女性や老人などは断れずに渋々払って結局高くついたということも少なからずあるというではないか。

「無料で回収」などという甘言に惑わされず、面倒で費用もかかるが市の指定業者などに依頼するのが安全で確実である。

不要品の処分にあたってはそんなトラブルもあるということで、どうかご注意を。>皆様