2018年2月6日火曜日

キスまで1ヶ月

夕方のかなり長い時間を東京に住む友人とメッセージのやりとりで過ごした、そこではいろいろな話が登場したが友人には今とても気になる人がいるという話が一番盛り上がった、ただ、その気になる人とはハッテン場で会う人で、相手も友人を見つけるとすぐに寄って来てくれるので楽しみはするけれど、終わるとその場から急いで離れて念入りなうがいとシャワーできれいにされるのがなんとも微妙な感じであると友人は言う。

「そんなに急いでうがいをされるのはナニが臭かったからではないのか」とからかうと「違う!」とムキになって否定していた、可笑しい。

では、相手の口の中に出したからではないのかと訊くとそうではないと言う、口でもしてくれるしキスもするが、出すのは手の時だけらしい、まあ、口でやった時とキスの余韻を洗い流したかったのだろう、それは友人のことを嫌がっているとかではなく、終わった後の手洗いのようなものだと思う。

それにしてもキスか、ハッテン場で出会った相手とキスというのはあまりピンと来ない、とはいえ初対面でもない友人とその相手のようにお互い惹かれ合うリピーター同士であればキスも自然だという気もする。

私もずっと昔付き合っていた男は最初のうちは抱き合って手だけというバニラさんだった、週に1、2度会っていたが、初めてキスをしたのは出会って1ヶ月ほどが経っていた頃ではなかったか、その1ヶ月まではただのハッテン場で出会ったヤリ仲間だったのだろう、幸いにもそのうち気に入ってくれてキスをした時にハッテン場のヤリ仲間から1ランク上に昇格したのだと思う。

キス以降はトントン拍子で進んだのだけれど。

ちなみに友人に、その相手とのキスは何度目に遊んだ時だったのだと訊くと2度目だったという、ほほう。

急いでうがいをされてしまう理由について「ではナニが臭かったのではなく口が臭かったからだろう」と再びからかうと「それも違う!」とまたもやムキになって否定していた、可笑しい。

キスまで1ヶ月もかかってしまった私の過去の恋人は今どこで何をしているのだろう、独身の転勤族で福岡に来る前は広島にいた人だった、私とは福岡にいる間の約2年間のほぼ全て付き合っていたことになる、まあ、ちょくちょく摘み食いで他所の男とは遊んでいたとは思うが。

私は遠距離恋愛には向かない、当時好きだったその人も行き来するには遠くて不便すぎる関東へ転勤で去ってしまってからは電話のやりとりも次第に減り、そしていつの間にか途絶えてしまった、残念だったのは会いたくても会えぬ寂しさに対し距離があるから仕方ないと思うことにだった、私には遠距離は障壁なのだ。

今のように気軽にメールやメッセージでやりとりできるネットなどまだ一般的ではなかった時代のせいもあったとは思うが。

今でも元気でいるならば還暦過ぎた頃のはず、当時のあの中年男はどこで何をしてるやら。