2016年9月4日日曜日
清楚で可憐なショップガール
台風接近下の福岡は思ったよりも早く台風の勢力が弱くなっているからかそれほどの風も雨も無い、台風そのものが小型であるというせいもあってすぐ近くでないと影響が出にくいのだろうけれど。
昨日のうちに必要なものは買っていたので今日は外へ出ることがない、のんびりネットでもと思いPCを立ち上げたところで、ふと、何か新作は入っているだろうかとNetflixの新着を覗いてみると一覧中に「ユー・ガット・メール」(2015年11月13日のブログ)を見付けた。
新着という扱いだったが、ごく最近ではなくしばらく前から入っていたのかもしれない。
懐かしさで一気に観てしまった、物語の展開も大筋のセリフも覚えているくせにまた観てしまうのは本作がよく出来たラブコメディだからである。
登場するトム・ハンクスもメグ・ライアンも素敵だった、私見ながらこの頃がどちらにとってもピークだったのではないかと思う。
特にメグ・ライアンのナチュラルな清楚さと可憐さは実に爽やかで輝くようである、単に若いだけならもっと年下の女性はたくさんいるが、そういう年齢が若いだけではない別な魅力があるのだ、清楚で可憐である他に親しみやすさや善人っぽさが魅力を後押ししているのだと思う。
この映画でこの役をこの女優と演技に任せたのは正解だ。
仮に、同年代で別な女優でこの役を演じるとすれば誰がいるだろうか、この映画が作られた当時で誰もが知っている女優さんの中では・・・ニコール・キッドマンの先鋭的な美しさは違うし若過ぎるだろう、ダリル・ハンナは年齢よりも老けて見えるしゴツい、ヘレン・スレーターはサスペンスやシリアスな家族ものには合うかもしれないがコメディではピンとこない、サンドラ・ブロックは線が太くて濃いし、サラ・ジェシカ・パーカーはブランド物を買う客のイメージであって書店のショップガールではない、ジョディ・フォスターは・・・いや、違う違う。
他にもたくさんの女優が思い浮かぶがやっぱりメグ・ライアンがぴったりだ。
この映画が公開された後に生まれた世代も多くなってきた、まだ未見だという人が20年弱前のこの映画を観たらどういう感想を抱くだろう、穏やかで平和だなと思ってくれるだろうか。
そして、随所で光るこの映画のさりげないシーンで笑って楽しんでもらえればいいなと思う。