2016年9月25日日曜日

ラブホの廃墟

ちょっとした用があり夕方前に自転車で普段は滅多に行かぬ社領まで出かけた、もう少し先へ進めば隣の粕屋郡という場所である、そう書くと随分と遠い場所まで自転車で出掛けたような感じだが、私の住まいから20分ほどの距離なのだ。

まだ車に乗っていた頃は買い物でよく通った道なので両側にある運送会社や公園、マンションなどもよく知っている、空港に近く、立ち退きでよそへ移転した会社も多く、その後は金網で囲った公園風の空き地になるせいでガランとした一帯は見通しが良すぎてなんだか寂しい。

そんな場所にラブホテルがあった、まだ周囲にそんな空き地が少なかった頃からずっと営業していて、どれくらい前からなのかを思い出してみようとするがたぶん15年や20年ではないと思う。

ところが、今日通ってみると閉店していて誰も入れぬように囲いがしてあった、ここも立ち退きなのだろう。

だが、囲いは簡易なもので容易く乗り越えられる程度のもの、事実、今は廃墟となったそこへ誰かが入った形跡がある、建物入り口の板状のものが片方倒れて(?)暗い奥が見えているのだ。

駐車場入り口に下がっているビニールの目隠しは破れ放題、ごみも散乱し、入り口は開いたまま、夜更けの肝試しでこういった場所の内部を撮影した動画を見たことがあるが、中はきっとああいう荒れた感じなのではないだろうか。

今では昼間でも通過するばかりで近所で仕事をする人も減り、あの一帯はますます空き地だらけになって寂しくなる、そんな中でのラブホの廃墟、さっさと取り壊してしまえばいいなと思う、治安の為にそうしたほうが良い。

ところでこの社領という地区を知らない人が福岡市民でも結構いる、東区の住人なら知っている人のほうが多いだろうが、離れた早良区や西区と都心の行き来が主だという人はあまり知らないようだ。

「社領」という地名の通り昔は神社が所有し管理する土地だったのだ、この福岡市東区社領の場合は私の住まいの近所の筥崎宮である。