2016年9月15日木曜日

ロック推奨

仕事の帰りに4人で昼メシをと古くて小さいが美味しい中華の店に寄った、食事会というわけではない、朝のうちに昼メシを一緒にどうかとメッセージが届いていたので乗ったのだ、4人のうち友人は2人、そして私で3人、もう1人はオレンジのロゴ入りTシャツを着た友人の友人である。

天神の街角で待ち合わせをし、そこから徒歩でほんの数分の場所に店はある、6人が余裕で座れるテーブルに案内されて注文を済ませた、料理ができる前に済ませておこうとTシャツの人を連れてきた友人がトイレに立った、一時的にテーブルは3人である。

それまでお互い何気ない話をしていたのだが、友人がトイレに行くとTシャツの人は「どれどれ」とニヤつきながらテーブルに置いたままになっている友人のスマホを手に取り画面を触っている。

何をしているのだと言うと「いや、まあ、ははは」と笑いながらも操作を止めず何かしている、そして画面を消してテーブルに置いた、私も、もう1人の友人もびっくりだ。

トイレから戻ってきた友人に「こいつがスマホ触ってたぞ」とTシャツの人を指差して言うと驚いて「何したの?」とTシャツの人に訊いた、「いや、さっきメッセしてたみたいだから、何だったのかなーって思って・・・」と言い、続けて「悪かったかな?」と苦笑いしながら当たり前のことを逆に訊いていた、友人は「そういうのよくないから」と訝しげな表情で答えた。

気まずくなったのだろう、Tシャツの人は運ばれた定食を急いで食べ、このあと用があるから帰ると言って定食代の900円をテーブルに置いて帰ろうとした、私が「あと72円足りないよ?」と止めると嫌そうな顔で小銭を探そうとしたところで友人が「いや、それはもういいから」とTシャツの人を帰らせた。

いい大人が税抜き価格の900円が税込みだと幾らになるかぐらい理解しておくべきだ、私なら1円も不足することなく払わせた、まあ、そんな人を連れてきた責任を感じたのか友人は早く追い出したかったのだろうけれど、結局友人が72円を負うことになった。

「なんだあれは」と友人に訊くと飲み屋で知り合った人で、意気投合してここ10日ほどで何度か会っていると言う、だが、持ち主の居ぬ間にこっそりスマホを覗き見するなどはまるで某飲み屋のマスター(2016年1月22日のブログ)のようではないか。

何かの設定を変えられたり、怪しいアプリをインストールされていないかその場で調べ取り敢えずは問題ないようだったが、たぶんLINEのメッセージを読まれただろうと言って困った顔をしていた。

誰しも出会いの機会はどこにでも転がっているけれど、本当に親しくなるには信用できる相手か否かを見定める期間が必要だと思う、まあ、期間が長ければ大丈夫というわけでもないけれど。

それと、席を離れる時はスマホは置いたままにせず、また、そんなうっかり備えてロックを掛けておくのが良いと思う。

私もPINロックを掛けている、鉄壁と呼べるほど強固なものではないが効果的だと思う、一応の用心のためにも個人情報満載のスマホは是非ともロックを。>皆様