2016年8月25日木曜日

タイガーバームは何処へ

友人からタイガーバームを個人輸入できるだろうかと訊かれた、私は使ったことは無いけれど商品の存在は知っている、強烈な香り漂う膏薬だ、メントールにカンフルかチモールでも足したような東南アジアをイメージさせる香りは独特である。

台湾やタイから団体でやって来た観光客とすれ違うとフワリと香りが漂ってくることもある。

香りだけで鼻詰まりが解消し、目がさめて頭がスッキリするような、いかにも塗った部分の筋肉痛が楽になりそうな、そんな香りである。

そんなもの薬局で買ったほうがすぐ手に入るし、結局は安くあがるのではないかと返したのだが、なんと、どこにも売っていないと言うではないか、通販でも売り切れ状態で買えないそうだ。

急に人気が出たせいの一時的な品切れではなく、国内の代理店である「龍角散」が権利を他社に渡してしまい、その新しい代理店が商品販売をしていないために国内では今まで通りの商品が入手不可能になったという経緯らしい。

いつの間にそんなことに・・・、私は全く知らなかったし、個人輸入の件を私に訊いた友人も使っていたタイガーバームが無くなりそうになって薬局に行った際に商品が無くなっていることに初めて気付いたそうである。

そこで探してみたのだが、確かに個人輸入で入手は可能なようだが、国内で売られていたタイガーバームは龍角散が成分を独自にアレンジしたもので、個人輸入で入手可能な本場のものはオリジナルの成分そのままなので香りや使用感が異なっているかもしれない。

そもそも友人はなぜそこまでしてタイガーバームを所望するのかと思えば・・・特に理由はないらしい、昔から時々使っていた馴染みの品なので同じものを買おうとしているのだった。

まあ、代わりの品はたくさんあるはず、どこのドラッグストアでも類似か、もっと別な非ステロイド系消炎鎮痛剤を使った製品などがたくさん並んでいるのだけれど。

思うに、友人はやはりあの香りに病み付きになっているのではなかろうか、部屋中に充満し着衣に染み付くほどの香り。

あれこそがタイガーバームであり、友人が欲しがっているものなのだろうと思う。