いつの間にか姉の家にオス猫がいた、野良猫が勝手に庭か縁側の下に棲んでいるのではない、フラリとやって来た大人手前のまだ若い猫に餌を与えたのがきっかけで世話をするようになったのだ、居心地が良いらしく猫もそのまま居着いてしまった。
姉が猫を飼うなど、私が子供の頃にいた三毛猫(2015年5月5日のブログ)以来ではないだろうか。
名前を呼ぶと必ず返事をするのだと姉は言う、付けた名は「チャコ」、由来は茶トラだからという単純なもの。
姉の家に来てそろそろ1ヶ月が経つらしいのだが、私は2週間ほど前に姉の家に寄った時は猫の姿はなく、姉も話に出さなかったので全く知らずにいた、「言ってなかったかしら?」と姉は言った。
いいや、きっと知られると追い出してしまえと私が言うのではと思ったのではないだろうか。
とにかく、チャコは人馴れがよく私にもすぐに懐いた、どこにでもいる茶トラの猫だが懐いてくると可愛いものである。
ただ、姉はショックな光景を見たらしい、てっきりトカゲでも食っているのを目撃してしまったのかと思ったらそうではなく、買い物帰りに数軒離れたお宅に入って行くのを見てしまい、そこの門扉から覗きこむとウンチをしていたので「ごめんなさい、うちの猫が・・・」とそのお宅の人に言うと「え? 『フウ』ですか?」と返ってきたというではないか。
そこのお宅では「フウ」と呼ばれているのだ、10日ほど前からやって来るようになり、そこでも餌をあげたりで世話をしているのだという、姉の家では「チャコ」、他所のお宅では「フウ」、あっちとこっちを行き来してなんともちゃっかりした猫である。
まあ、猫とはそういう生き物である、他意などはない、それはずっと昔に猫を飼っていたので姉だって理解しているはずだ、なので「浮気者め」と放り出したりはしない・・・と思う(笑)。
それよりも、ある日突然ふらりとやって来たように、またある日突然どこかへ消えてしまうかもしれない、猫・・・特にオス猫は往々にして旅に出ることがある、しばらくの後に帰ってくる旅にしろ、二度と戻らぬ旅にしろ(2016年3月10日のブログ)。
姉は抜け毛対策でスペア式のハンディモップと粘着ローラーを用意していた、餌は何を与えているのだろう、キャットフードか、残りメシか、何かを食っているところをまだ見ていないので次回にでも確認してみようと思う。
たぶん、カリカリなキャットフードかな、という気はしている。