2016年5月30日月曜日

撮り始めると鳴かない鳥


体は明瞭な境のある白と黒のツートーン、鳩よりも若干大きくて、何より独特な鳴き声が遠くまで響く鳥、「カササギ」と呼んでいるが「カチガラス」と呼ぶ人もいる。

車で隣の佐賀県を鳥栖から佐賀市内にかけてドライブしていると、ふいに舞い降りて地面を歩いていたり、逆にどこかへ飛び立って行くのをよく見掛けていたが、ここ数年は福岡市内の我が近所でも普通に目にするようになった。

賢い鳥で、カラス科だそうである。

午後にそのカササギがすぐ近所で鳴いていた、文字にすれば「カシャカシャカシャ!」とでも書いてみようか、とにかく大きな鳴き声なのだ、通りの人も何ごとだと上を見上げて声の主を探している人もいた。

私は隣のビルのTVアンテナの上に見つけた、よし、撮ってみようとカメラを構えるとツガイのもう片方がやって来て2羽となった、すると、探している相手が見つかったせいか鳴くのを止めた、先ほどのけたたましい声ではなく小声で話すような声で少し鳴いただけ。

撮り始めると鳴かない鳥だった、まあ、カメラを意識したわけでなくタイミングの問題なのだけれど。

「カササギなんて見たことないよ」という人もいるだろう、手ブレで見づらいが動画で撮ってみたのでどうぞ、意外と大きい鳥なのだ。

撮り終えた後、真っ黒なカラスに追い散らされていた、カササギはカラスが威嚇しに来ると一旦飛び去るのだが、再び同じ場所に戻って来ていた、すると、またカラスがやって来るのだが、何度目かで1羽だけが飛び去って、残った1羽を狙ってカラスがやって来ると
先ほど飛び去った1羽が後ろから逆にカラスを追い散らしていたようである。

なかなか気が強い鳥のようで、見ていて面白かった。

私はこの鳥の生態をほとんど知らない、縄張りがあるのか、どこかへ移動している通過点なのか、どうなのだろう。

飛ぶ姿はきれいであった。