2016年5月17日火曜日

目玉焼きの好み

友人K氏がスチームオーブンレンジを買った、8万円ほどもしたという、「下味つけたらとにかく食材を並べてボタン押せば調理は終わり」ということらしい、そうなのか! 便利な世の中になったものである。

そういうことなので並べるだけの調理でご馳走をしてくれると言うので遊びに行った、3人分までは一度にできるというとなのでA氏という飲み仲間も誘ったらしく先に来ていた。

鶏肉とかぼちゃと新玉ねぎのスライス、そしてパプリカ、それらに調合済みの粉をまぶせば並べて本当にスタートボタンを押すだけだった、待つこと15分ほど、焦げ目のついたグリル風なものができていた。

鶏肉は柔らかく、野菜も水っぽくなくて美味だったが、3人の晩メシのおかずには何か少し足りない、そこでK氏は目玉焼きを作ってくれたのだが、「塩気が足りなかったらどうぞ」とテーブルに出されたのはウスターソースだった。

おお、K氏は目玉焼きにソースなのか、あれば醤油をくれと言うとA氏が「あ、醤油派?」と言った、A氏も目玉焼きにはソースらしい。

ちなみに身近なところでは甥っ子もソース、姉は醤油、姪っ子は目玉焼きは嫌いなので食わない、確か共通の友人M氏はソースかケチャップだった。

私は半熟のものに醤油がベストなのだが、K氏は半熟にソース、A氏は固焼きにソースで、あればタバスコを垂らすとなお美味しいと言う、私は他に足すとすればせいぜいコショウくらいか。

しかも、私とK氏は先に白身の部分を食べて最後に黄身を食べるのだ、半熟なのでそちらのほうが具合が良い、A氏はお構いなしにザクッと割って食べる、姉は私が最後に黄身を食べるのを見て貧乏臭いと笑ったが根が貧乏なのでそれで良いのだ。

気がつけば新品のスチームオーブンレンジで調理したグリルよりも目玉焼きのほうで盛り上がっていた。

いや、グリルは美味しかった、15分も加熱してさぞ固くなっているだろうと思った鶏肉(胸肉)は柔らかだったし、味付けの粉もちょうどよい塩加減、野菜が水っぽくなくて甘かった、上手にできているではないか(!)。

使った後の手入れに若干手がかかりそうだが、慣れればそれも大したことではないだろう。

値は張るがいろいろと考えられて高機能に作られているのだなと感じた、家電の進化は凄いなと思う。