2015年6月29日月曜日

どこの草原なのだ

やはり夢はスパッと中断し目がさめると内容を覚えているものである。

友人らと呉服町交差点のあたりに現実にはあるはずもない道の駅を見つけて入ってみると美味しそうな果物がどれも100円で売っていたので喜んで買ったのだった。

店を出ようとしたところで「朝倉のおいしいフルーツ」とプリントされた法被を着た若い女性が「アンケートお願いします」と言って皆に紙とペンを渡したのだった、すぐ傍には折りたたみの長いテーブルとイスも用意されていた。

アンケートの問いはたったひとつだけ、てっきり果物についてのアンケートかと思いきや「昔からの諺で現実に起こるものと、そうでないものを挙げてください」というものだった。

なぜここでこんなアンケートを唐突にと不思議に思うことなく皆で回答したのだが、何気なく友人のを見てみると現実の起こるものとして「食べてすぐ寝ると牛になる」と書いてあったのだ、現実に起きないものとして「金は天下の回りもの」と書いてあった。

この時点で夢の中で笑っていたのだが、きっと実際寝たまま笑っていたのかもしれない。

友人の回答があまりにも可笑しかったので「じゃあ誰か牛になった人を知っているのか」と訊けば真顔でサラリと「うちの叔父さん」と答えるではないか、今はどこかの草原にいるのだと言う。

もうたまらず爆笑したら・・・目がさめた。

目がさめてしまったので「金は天下の回りもの」については訊けなかったが、実感できないのでそう書いたのだろう。

私は確か現実に起こるものとして「のれんに腕通し」と書いたのだ、「暖簾」と漢字で書けなかったのでひらがなで書いた、起きないものとしては・・・あれれ、何と書いたのだか忘れてしまった、まあ、友人のよりはインパクト薄いのだが。

食べてすぐ寝ても牛にはならないけれど、行儀は悪いのでしないように・・・とは思うが部屋ですぐにゴロリと横になってしまうのだ、これが。

それにしても夢の中で買い物をした道の駅は交差点に面したビルの1階で、フローリングに間接照明で道の駅らしからぬ雰囲気だった、果物に触った感触やフローリングを歩く音などが妙にリアルだった。

実際にそんな店を作っても場所的に繁盛しそうにないけれど。