登場人物に違いがあって複数のバージョンがある某トレーニングジムのCM、トレーニング開始前と開始後の違いを本人の姿を使って見せている、このCMはトレーニングジムがどういう目的のサービスを提供していて効果はどういったものなのかという点に於いてとても分かりやすいものである。
その印象について面白いことを考えてみた、冴えない表情と肩を落とした猫背に不潔そうな効果音をBGMに使ったトレーニング開始前の様子を、日焼けした体に笑顔でポーズをとりつつ爽快さを醸し出すシャープな効果音のBGMを使った開始後の様子とを入れ替えてみると印象は変わるはず。
つまり、開始前は腹は出ているが胸をはって背筋を伸ばし笑顔でポーズをとりつつシャープなBGM、開始後は引き締まった体はしているが無表情で猫背にして不潔なBGMという具合、うん、印象は変わる。
とはいえ、その印象が変わったからと言って理想体を目指す目的は変わらないのだけれど。
分かりやすいCMと書いたが、唯一分かりにくい点もある、CMの終わりの部分で流れる「結果にコミットする」という一言、この意味が曖昧でよく分からない、語感としてはキレのある一言だと思う、コミットが=”commit”であるのは間違いない、では結果にコミットとは?
(誰かが)トレーニングジムを利用した結果を以って(私が)トレーニングジムへ身を任すという意味なのだろうか(?)、いや、解釈を誤っている可能性は多分にあると思う、いずれにせよ分かりにくい一言である。
体脂肪率も落ちて健康面には良いのだろうがトレーニング料が月額で30万などという話題をネットで見て驚いた、そんなにするのか!
体脂肪率を落としたくて、逆に筋肉量は増やしたければ食肉工場や明太子工場、漬物工場といった現場でパートかバイトに就くという手もある、これらはかなり体にきついのだ。
私は若かった頃に短期のバイトで漬物工場で働いたことがあるのだが、1箱なら10kg程度なのでたいしたこともない白菜も、1日に800箱とか上げ下ろしをしていると知らずうちに筋肉がついてTシャツの腕回りがきつくなって驚いたことがある、体脂肪率は7%減ったものの筋肉が付いたので体重は2kg増えたが。
時給も貰えてトレーニングジムで月額料金払うのとはまるで逆。
痩せたかったら体を使うパートかバイト、可能ならばという話なので現実性は薄いが。
まあ、仕事持ちは本職以外でそう簡単に他所でバイトなどできないからこそジムがあるのだけれど。