2015年6月14日日曜日

嫌味なセレブ役がよく似合う

放送開始から録り溜めていたBS(Dlife)放送の米ドラマ「殺人を無罪にする方法」を観終わった、思っていたよりも好みの内容で満足度は高い、続きの話が楽しみである。

ちなみに私が観ているのは日本語吹き替え版、このドラマを面白くさせているのは主役である敏腕女性弁護士”アナリーズ・キーティング”の声を担当している五十嵐麗(いがらしれい)の演技力のお陰も大きいと思う。

日本の声優の技術は世界一だと言われることがあるが、この人を含めていろんな人の吹き替えを聞いているともしかしたら本当にそうではないかと思えてくるのだ。

テレビで五十嵐麗の声に接する機会は多い、WOWOWで放送されていた「ナース・ジャッキー」に登場する優秀な女医の”ドクター・オハラ”、NHKで放送されていた「アグリー・ベティ」では野心家のファッション誌ディレクターの”ウィルミナ・スレイター”だったりで知っている人もいると思う。

特にウィルミナ・スレーター役で主人公を「ベティ」と呼びつける時の「べ」の前に小さな「ン」が入っているのではないかと聞こえる時のまったりとした言い口と高飛車なあの感じが凄く良い、役のキャラクターと非常に良くマッチしているのだ。

「小さな『ン』とは何だ?」と文字にするとうまく伝わらないだろうけど。

試しにオリジナル音声で聞いてみると・・・「あれれ?」となってしまう、決して五十嵐麗の声に慣れすぎてしまっただけではない、キャラクターをよく表している点で吹き替えのほうが優秀、たいていはオリジナル音声のほうが優れているのだけれど。

この上品な声質には嫌味なセレブの役がよく似合う、人を小バカにするシーンのそれはキラキラと輝いていて憎たらしいほど、本当に上手な人だと思う。

この殺人を無罪にする方法以外では「ナース・ジャッキー7」でまた会えますが(と思う)、きっと他のドラマ等でも思いがけずバッタリと出会えそう。

その時は一体どんな役の声を担っているやら。

他にはラックスのシャンプーやネスレのコーヒー等のCMナレーションでもいろいろ登場していたような。

ところで、WOWOWで放送決定したらしいナース・ジャッキー7だが、このシリーズはその第7シーズンでシリーズそのものが終了すると米ケーブル局Showtimeから既に発表されている、こんな看護師がいたら凄いなと好きなドラマなだけに終了するのは残念で寂しい。

そのぶん新しいドラマが登場し、また楽しませてくれるのだけど。